2013-04-13 本 三浦綾子作品ことば事典 ひつじが丘 積木の箱 ひつじが丘 奈緒実は勤めの帰り書店に立ち寄り、学生たちが十数人もいるにもかかわらず、「だれも、自分のすぐ隣りにいる者に注意を払」わず、本を選んでは書棚に戻す行為を見て「本を読むって、淋しいことだわ」と思う。 積木の箱 ・悠二は、一郎に説教をしたときに「佐々林、君もこの世に本がたくさんあることを知ってるだろう。もっと自分の心の糧になるような本が、あの本屋にはあるはずだ。ロマン・ローランの『ジャン・クリストフ』なんか、君たちにはちょうどいいんじゃないのかな」と諭す。(断面図)