integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

7/10:『氷点』入選記念日

1964(昭和39)年 42歳
朝日新聞紙上に『氷点』の入選が発表される。19時、第1回目の家庭集会が自宅で開催される。説教は川谷牧師が行った。

遂に七月十日の朝が来た。早朝六時、店の雨戸がガンガンと叩かれた。新聞配達の人が、朝日新聞を一抱え持ってきてくれた。入選の記事がデカデカと出ていた。
今日くらいは休んでくれるかと思ったが、三浦はいつものように、弁当を持って勤めに出ていった。親、兄妹、親戚、友人、知人が祝いに駆けつけてくれ、新聞社や、雑誌社の人も訪ねて来る。祝いの電話がひっきりなしにかかる。遂に夜まで祝い客は絶えなかった。
夕七時、予定通り第一回目の第二金曜家庭集会が、川谷先生の説教によって始められた。祝いに駆けつけた木工団地の少年たち、女学校時代の友人たち、近所の奥さんたち、親戚の人たちが先生の話を聞いて下さった。この、我が家にとって、大いなる祝いの日が、教会で定められた家庭集会の第一回目にあたっていたことを、わたしたち夫婦は意味深く受けとった。
かくてわたしたち夫婦の、新しい歩みがここにはじまったのであった。(『この土の器をも』)


1972(昭和47)年 50歳
7月10日、小説『自我の構図』(光文社)刊行。※同社の「小説宝石」1970年1月号発表の「愛の誤算」、同年5月号発表の「愛の傷痕」をもとに書き下ろした作品。

 

自我の構図―長編小説 (1972年)

自我の構図―長編小説 (1972年)

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 1972
  • メディア: -
 



1998(平成10)年 76歳
7月10日、全集未収録初期小説集『雨はあした晴れるだろう』(北海道新聞社)刊行。

雨はあした晴れるだろう

雨はあした晴れるだろう

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 北海道新聞社
  • 発売日: 1998/07
  • メディア: 単行本