23日の土曜日はおでかけ。待ちに待った「本当によかったわね」(原作:三浦綾子『この土の器をも』)を観劇。
タイトルの「本当によかったわね」は1997(平成9)年11月20日、『さまざまな愛のかたち』に綾子から光世に書いた献辞から。このとき綾子75歳、パーソン病と戦っていた。最後の献辞となる。
謹呈
よかったわね
本当によかったわね
(1997・11・20) 光世さま 綾子より
舞台は、結婚したばかりの綾子のもとに結婚を祝福しない手紙が2通届くエピソードから始まる。層雲峡への新婚旅行、光世を驚かそうと家を真っ暗にしていたら泥棒が入ってきたエピソード、その他『この土の器をも』の中から主要エピソードを取り出し、約50分程度の上演時間内収めている。三浦綾子祭での初演から一部リニューアルしているとのことだが、最後に光世の病室を訪れた須貝まい子の様子が映し出されると改めて三浦夫妻が天国に行ってしまったさみしさに襲われた。