『三浦綾子作品集 第十巻』[第14回配本]
1984(昭和59)年6月25日、朝日新聞社
布装、函入り、オビ
撮影:渡部雄吉
装釘:三村淳
月報8頁
566p ; 18cm
1900円
挿画:聖マタイをかつぐイザヤ(シャルトル大聖堂)
収録:
天北原野月報:
永井萠二:「完治を殺せ」
後藤憲太郎:「虚実を超えるもの」
菅野叡子:「周辺の一人として」
三浦綾子:「利尻富士随想」(オビ)
それは甘美な幻想だった。しかし、許されない幻想だった。
貴乃と孝介の歩む茨の道。北の果ての原野でじっと耐え忍ぶ二人の、この世で結ばれることのない愛を謳い上げた大河小説。(オビ背)
愛は誇らず、驕らず… 長久までも絶ゆることなし