『三浦綾子作品集 第四巻』[第9回配本]
1984(昭和59)年1月25日、朝日新聞社
布装、函入り、オビ
撮影:渡部雄吉
装釘:三村淳
月報8頁
422p ; 18cm
1600円
挿画:ホセア(アウグスブルク大聖堂)
著者肖像あり(「積木の箱」執筆のころ 昭和42年)
収録:
積木の箱月報:
木内綾(旭川優佳良工芸館織元):「十五年前のベスト」
小池省ニ(朝日新聞記者):「光世先生のこと」
金田芳子(詩人):「三浦綾子さんと私」(※『三浦綾子書誌』には、金子芳子とあるが、金田が正しい)
三浦綾子:「Momo-At-Random『積木の箱』を終えて――くずれやすい人間の世界」(※「朝日新聞」夕刊 昭和43年5月20日より転載)
私と三浦文学 読者からの手紙
編集室から
(オビ)
「俺が火をつけたんだあっ!」一郎は叫びながら走り出した。家族が傷つけあい、互いにその傷口を広げていく。積木のように崩れやすい、親と子・教師と生徒のきずな……教育の問題に取り組んだ、先駆的作品!(オビ背)
幼児の如くならずば天国に入るを得じ。
(1984 ①JAN 出版だより 朝日新聞社より)
信仰を軸に作品を大成させた稀有の作家―
壮大なスケール、豊饒なドラマ性に彩られた
三浦文学の精髄をここに集成!
三浦綾子作品集 全18巻
6 積木の箱
乱倫と偽善の上流家庭のなかで
傷ついてゆく少年――北海道の美しい四季を背景に
青年教師をとりまく人間模様を通して、
育ちゆく者の愛と悩みを描く問題作。