書き下ろし小説。
【単行本】
『母』1992(平成4)年3月10日、角川書店
B6判、布装、カバー、オビ
213頁
1100円
装丁:熊谷博人
写真:児島昭雄
収録:母/あとがき(一九九二年 冬 三浦綾子)/小林セキ年譜/参考文献並びに資料
(オビ)
構想10年。三浦文学の集大成。
結婚、家族、愛、信仰、そして死――。
明治の初め、東北の寒村に生まれた多喜二の母、セキの波乱にとんだ一生を描く、書下ろし長編小説。
(オビ裏)
どこの親だって、わが子は可愛い。わが子ほど可愛いものはない。命ば代わってやりたいほど可愛いもんだ。子供に死なれるって、ほんとに身を引きちぎられるように辛いもんだ。まして多喜二のように死なれては、わが身ば八つ裂きにされたような辛さでねえ。しばらくは飯も食いたくなかった。夜も眠られんかった。(本文より)
(オビ背)
書き下ろし長編
【全集】
『三浦綾子全集 第十四巻』1993年4月12日、主婦の友社
【文庫】
『母』1996年6月25日、角川文庫
【文学全集】
『女性作家シリーズ(13) 三浦綾子・宮尾登美子』1998年11月25日、角川書店
【大活字本】
『母』(上)(下)2001年11月20日、埼玉福祉会
【電子全集】
『三浦綾子 電子全集」 母』2013年5月10日、小学館ebooks
【電子書籍】
『母』2013年8月22日、角川文庫版
【映画化】
2017年1月~2月公開予定
三浦綾子原作『母』映画化が決定したと、2016年1月20日、旭川市内で制作会見が行われた。
監督・製作総指揮は山田火砂子。