【単行本】
1989(平成元)年1月25日、主婦の友社
B6判、厚紙装、カバー、オビ
236p ; 20cm
1200円 (税込)
装丁:司修
以下を収録。
第一章 <菅原豊氏のこと/私と讃美歌/わが夫は預言者?なれば/地球の上にある/姑の死に思う/療養生活を明るくした友情/誰の罪か/城のある家>
第二章 <ある十七歳/冬の塩狩峠/温暖の地/大雪山――層雲峡の滝/雑誌と私/兄らしさ/吹雪の中に雪像のように立っていたある青年の凍死/わが罪はつねにわが前にあり/少年とボール/愚か賢か知らねども/わからぬは人の心/健康の本と私/遠い環境/緑の中に創られた人間として/さて、今の私は『何虫』か/稀有の人・松井恒幸さんを悼む>
第三章 <呼び屋の真似ごと/合田さんと私/痛みは酸素不足の警報か/水たまりのある風景/若熊の涙とエゾエンゴサクの花群/祖母の手紙/素人考え/木漏れ日/緑の繃帯/六万円のカヤの盤/笹山もまた宝の山/私の好きな言葉――愛は人の徳を建つ/小説を書きながら/百科事典を愛読する/言葉よりも大切なもの/からし種一粒の印象>
第四章 <誕生祝い/私の年末年始――「想像力のない者は愛がない」/黒い春 白い春/臆病者の言葉/鎌倉と私/一体、何に見えたのか/緑の思い出/現代の奇跡/「利休百会記」に思う/聖書に至るまで/教育の基本/上富良野町と私/棋士と私/旭川九条十一、二丁目の人々/百人一首の思い出/孤独が恐ろしかったら結婚するな/わがガン闘病記/私の三十代/十年の歩みを祝って/青函連絡船の思い出/寛容のもたらすもの>
あとがき(一九八八年秋)(オビ)
人生の中における”明日”への希望をあなたに語りかける
三浦綾子最新刊!(オビ裏)
私が絶望しないで生きてくることができたのは、「それでも明日は来る」という希望があったからだ。
それがどんな明日であるかはわからぬにしても、とにかく神が私に与えて下さる明日なのだ。
そう思うと勇気が出た。
「あとがき」より抜粋
【全集】
『三浦綾子全集 第二十巻』1993年2月17日、主婦の友社
【文庫】
『それでも明日は来る』1993年2月25日、新潮文庫
【電子全集】
『三浦綾子 電子全集 それでも明日は来る』2013年4月12日、小学館ebooks