integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

水なき雲

【初出】
 「婦人公論」1981(昭和56)年5月号~1983(昭和58)年3月号、中央公論社に連載。
【単行本】
『水なき雲』1983(昭和58)年5月25日、中央公論社
B6判、厚紙装、カバー、オビ
411p ; 20cm
1200円 (税込)
装幀:堀文子
収録:水なき雲
(オビ)
現代人にとって幸せとは
札幌を舞台にくりひろげられる二つの家庭の確執を通して、現代人の失った最も大切なものは何かをさぐる待望の話題作

(オビ背)
現代の家庭関係を描く力作長編

(オビ裏)
三浦綾子
この世の誰もが幸せを求めて生きている。幸福を求めない人間は一人もいない。にもかかわらず、なぜ人々に幸せは遠いものになっているのか。それは人間にとって最も大切なものを見失っているからではないだろうか。私はこの頃しきりにそう思う。
受験期の少年を持つ二つの家庭の夫婦、親子、きょうだいを描きつつ、私はその失われたものを探ってみたいと思う。
題名は新約聖書ユダの書の、「彼らはいわば、風に吹きまわされる水なき雲」から取った。

水なき雲 (1983年)

水なき雲 (1983年)

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1983/05
  • メディア: -

※『三浦綾子書誌』(p27)には、1700円とあるが、帯の画像には1200円とあるので、1200円が正しい。

【作品集】
『三浦綾子作品集 第八巻』1984年10月25日、朝日新聞社

水なき雲

水なき雲

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 1983/05
  • メディア: 単行本


【文庫】
『水なき雲』1985年6月10日、中公文庫、中央公論社
423p ; 16cm
500円 (税込)

収録:水なき雲/解説(高野斗志美)

水なき雲 (中公文庫)

水なき雲 (中公文庫)

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1985/06
  • メディア: 文庫


【全集】
『三浦綾子全集 第十一巻』1993年1月7日、主婦の友社 

三浦綾子全集〈第11巻〉

三浦綾子全集〈第11巻〉

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 1992/12
  • メディア: 単行本

【大活字本】
『水なき雲』(上)(中)(下)1998(平成10)年12月20日、埼玉福祉会
A5判、厚紙装、カバー
(上)(中)283頁
(下)333頁
(上)(中)各3300円
(下)3400円
装幀:早田二郎
収録:水なき雲/解説(水谷昭夫) ※(下)のみ解説(水谷昭夫)が付けられた。

【電子全集】
『三浦綾子 電子全集 水なき雲』2013年3月8日、小学館ebooks

三浦綾子 電子全集 水なき雲

三浦綾子 電子全集 水なき雲

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1985/06/10
  • メディア: Kindle版



【梗概】
  亜由子は、夫・和朗の浮気に悩んでいる。同時にことあるごとに姉の遠野木佐紀子(とおのさきこ)に対抗意識を燃やしている。佐紀子は息子の俊麿を東京大学に合格させることに執着しており、亜由子は息子の純一と真二に「俊麿ちゃんに負けては駄目よ」と言って聞かせる。
 亜由子は、姉への対抗心からか、成績優秀な純一はかわいがるが、絵は得意だが勉強が苦手な弟の真二には辛く当たる。
 純一はそのような亜由子の態度に不満を持ちつつも、成長するにつれて、母が父親の浮気に悩んでいることに気がつく。同時に、母も不貞をはたらいていることを知り、反発を覚える。
 そんなある日、純一は、俊麿と佐紀子が母子相姦の関係にあることを知り、衝撃を受ける。佐紀子は俊麿の受験勉強の妨げにならないように息子の性欲を処理するために自ら行動を起こしたのだった。
 しかし、東京大学の合格発表後、俊麿は自殺する。
【綾子から光世への献辞】
(単行本)
この本にもいくつかの思い出がこめられています。
そして、毎月筆記して下さった御苦労があります。
主と、光世さんに感謝をこめて。
              1981・5・21 三浦綾子  よき同労者なる 光世さま