【初出】
「主婦の友」(1980年4月~1981年12月主婦の友社)に連載。
【単行本】
『わが青春に出会った本』1982(昭和57)年2月22日、主婦の友社
B6判、厚紙装、カバー、オビ
231p ; 20cm
1000円(税込)
装丁:小池冨夫
表紙カバー/扉イラスト:小松久子
本文イラスト:ジュン・ヒライ
以下を収録:
はじめに
「デミアン」==ヘルマン・ヘッセ
「奉教人の死」==芥川龍之介
詩と私
「眠られぬ夜のために」==ヒルティ
「愛の妖精」==ジョルジュ・サンド
「天の夕顔」==中河与一
「枕草子」==清少納言
「徒然草」==吉田兼好
「放浪記」==林芙美子
「人間失格」==大宰治
「異邦人」==カミュ
「きけわだつみのこえ」
「三四郎」==夏目漱石
「田園交響楽」==アンドレ・ジッド
歌集「赤光」==斎藤茂吉
書簡集「十二年の手紙」==宮本顕治・百合子
「聖書」
「おわりに」
(オビ)
感動したくなったら、ほんを開いてみる。”わたし”を変える一行に今日、出会うかもしれないから。いや、もしかすると明日。読書は探検。(オビ背)
読書は探検
(オビ裏)
自分の好きな小説の名を書きつらねるというだけでも、不思議なくらいしあわせなものだ。本文にも書いたが「若い日に尊敬できる詩人を持つことのできる人は幸せだ」と言った人がある。この「詩人」を「作家」と置き替えてもよいだろう。この幸せの意味は、深く重いと私は思う。私たちの幸せは、どんな人間と知り合ったか、どんな本と出会ったかということと、深いかかわりがあるように思う。お互い自分の人生を突き動かすような良書に出会いたいものである。
「あとがき」より
【文庫】
『わが青春に出会った本』1990年7月25日、新潮文庫、新潮社
271p ; 15cm
440円 (税込)
以下を収録:
はじめに
「デミアン」==ヘルマン・ヘッセ
「奉教人の死」==芥川龍之介
詩と私
「眠られぬ夜のために」==ヒルティ
「愛の妖精」==ジョルジュ・サンド
「天の夕顔」==中河与一
「枕草子」==清少納言
「徒然草」==吉田兼好
「放浪記」==林芙美子
「人間失格」==大宰治
「異邦人」==カミュ
「きけわだつみのこえ」
「三四郎」==夏目漱石
「田園交響楽」==アンドレ・ジッド
歌集「赤光」==斎藤茂吉
書簡集「十二年の手紙」==宮本顕治・百合子
「聖書」
「おわりに」
解説(高野斗志美)
- 作者: 三浦 綾子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1990/07
- メディア: 文庫
【全集】
『三浦綾子全集 第十八巻』1992年6月10日、主婦の友社
【電子全集】
『三浦綾子 電子全集 わが青春に出会った本』2013年2月8日、小学館ebooks