【初出】
「主婦の友」(1978年1月~1980年3月、主婦の友社)に連載。
【単行本】
『千利休とその妻たち』1980(昭和55)年3月26日、主婦の友社
B6判、厚紙装、カバーオビ
360p ; 20cm
付: 参考文献
1200円
装幀:上村松篁
収録:千利休とその妻たち/参考文献
(オビ)
茶聖千利休とその妻たちとの愛と葛藤を、綿密な調査と大胆な仮説で描く長編歴史小説
三浦文学に新境地を開拓した話題作
(オビ背)
三浦綾子
最新歴史小説
(オビ裏)
著者の言葉
三浦綾子
日本の史上に、秀れた男性は多々現われているが、千利休はその男性たちの中でも、大いに傑出した存在ではなかろうか。
わたしが利休について書こうとするのは、このような秀れた男性に、一目置かせ熱愛させた女性宗恩に興味を抱いたからである。宗恩に関する資料は少いが、その少い資料からでも、宗恩という女性の美しさと才と心の深さは偲ばれる。
連れ子をして利休の後妻となった家庭には長男道安がいた。わたしはこの利休と宗恩を軸に、利休の非業の死までの家庭を描いてみた。
『千利休とその妻たち(新装版)』1990(平成2)年1月31日、主婦の友社
B6判、厚紙装、カバー、オビ
366p ; 20cm
参考文献・千利休とその妻たち略年表: p360~365
1400円 (税込)
装幀:戸田ヒロ子
装画:「本草図譜」より
(オビ)
新装愛蔵版
茶聖利休四百年忌記念出版
太閤秀吉がひそかに畏れた男――千利休
静けさと烈しさの交錯したその生涯と愛を斬新な視点で描く、長編歴史小説
(オビ背)
新装愛蔵版
(オビ裏)
*著者の言葉*
三浦綾子
日本の史上に、秀れた男性は多々現われているが、千利休はその男性たちの中でも、大いに傑出した存在ではなかろうか。
わたしが利休について書こうとするのは、このような秀れた男性に、一目置かせ熱愛させた女性宗恩に興味を抱いたからである。宗恩に関する資料は少いが、その少い資料からでも、宗恩という女性の美しさと才と心の深さは偲ばれる。
連れ子をして利休の後妻となった家庭には長男道安がいた。わたしはこの利休と宗恩を軸に、利休の非業の死までの家庭を描いてみた。
【作品集】
『三浦綾子作品集 第十二巻』1988年9月25日、朝日新聞社

三浦綾子作品集〈12〉細川ガラシャ夫人.千利休とその妻たち (1983年)
- 作者: 三浦 綾子
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1983/09
- メディア: -
【文庫】
『千利休とその妻たち』(上)(下)1988年3月25日、新潮文庫、新潮社
上
290p;15cm
400円
収録:千利休とその妻たち
下
313p;15cm
400円
収録:千利休とその妻たち/参考文献/解説(高野斗志美)
『千利休とその妻たち 改版』 上・下、2014年1月22日、新潮文庫、新潮社
上
322p ; 16cm
590円
下
350p ; 16cm
630円
【全集】
『三浦綾子全集 第九巻』1992年7月8日、主婦の友社
【電子全集】
『三浦綾子 電子全集 千利休とその妻たち(上)』2013年2月8日、小学館ebooks
附録:
「一期一会――お家元ご夫妻との出会い」
初出 「淡交」9月号、淡交社、1981年9月1日⇒三浦綾子電子全集『千利休とその妻たち』(上)附録
『三浦綾子 電子全集 千利休とその妻たち(下)』2013年2月8日、小学館ebooks
「棋士と私」
初出:「将棋ジャーナル」10月号、日本アマチュア将棋連盟、1987年10月1日 ※〝アマ連〟創立十周年記念特別寄稿
⇒のち『それでも明日は来る』、三浦綾子電子全集『千利休とその妻たち』(下)に収録
1983(昭和58)年10月27日、関西テレビ制作「千利休とその妻たち」(主演・藤田まこと)放送。
【作品に関するエッセイ】
◆著作1972年
狭き門よりはいれ 「あけぼの」9月号、聖パウロ女子修道会
⇒「広き門」と改題して『泉への招待』に収録
◆著作1980(昭和55)年
千利休を書きながら 「同門」4月号、表千家同門会
⇒『私にとって書くということ』
◆著作1981年
一期一会――お家元ご夫妻との出会い
初出「淡交」9月号、淡交社、1981年9月1日
⇒三浦綾子電子全集『千利休とその妻たち』(上)附録
◆著作1986年
「利休百会記」に思う 「淡交」5月増刊号、淡交社
⇒『それでも明日は来る』