integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

続氷点

【初出】
1970年5月12日~1971年5月10日、「朝日新聞」に連載。

【単行本】
『続氷点』:
1971年(昭和46)5月25日発行、朝日新聞社
B6版、厚紙装、カバー、オビ
415p;19cm
520円
装幀:向井久万
収録:続氷点

(オビ)
朝日新聞好評連載 テレビ化決定
感動のベストセラー ここに完結!
全国読者の祈りのなかに 陽子は死の床からふたたびよみがえった いま出生の秘密の十字架を負って生きる彼女と それをめぐる若き青春群像の愛と悩みの人間ドラマ
朝日新聞社刊
520円
(オビ背)
「氷点」完結編
朝日新聞社刊

氷点〈続〉 (1971年)

氷点〈続〉 (1971年)

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 1971
  • メディア: -

【文庫】
『続氷点』(上・下) 1978年6月20日、朝日文庫、朝日新聞社
上:
328p;15cm
340円
収録:続氷点

下:
352p;15cm
340円
収録:続氷点/解説(水谷昭夫)

続氷点 上 (朝日文庫 み 1-3)

続氷点 上 (朝日文庫 み 1-3)

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社出版局
  • 発売日: 1978/06
  • メディア: 文庫

続氷点 下 (朝日文庫 み 1-4)

続氷点 下 (朝日文庫 み 1-4)

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社出版局
  • 発売日: 1978/06
  • メディア: 文庫




『続氷点』(上・下)1982年3月10日、角川文庫、角川書店
上:
351p:15cm
収録:続氷点
460円

下:
374p;15cm
収録:続氷点/解説(原田洋一)
480円

続 氷点 (上) (角川文庫 (5072))

続 氷点 (上) (角川文庫 (5072))

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1982/03
  • メディア: 文庫

続氷点 (下) (角川文庫)

続氷点 (下) (角川文庫)

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1982/03
  • メディア: 文庫

『続氷点』(上・下)改版 2012年7月25日、角川文庫
続氷点(上) (角川文庫)

続氷点(上) (角川文庫)

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/07/25
  • メディア: 文庫

続氷点(下) (角川文庫)

続氷点(下) (角川文庫)

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/07/25
  • メディア: 文庫


【作品集】
『三浦綾子作品集 第二巻』1983年8月25日、朝日新聞社

三浦綾子作品集 2 氷点 続

三浦綾子作品集 2 氷点 続

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 1983/08
  • メディア: 単行本

【全集】
『三浦綾子全集 第四巻』 1991年12月6日、主婦の友社

三浦綾子全集〈第4巻〉

三浦綾子全集〈第4巻〉

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 1991/11
  • メディア: 単行本


【小説選集】
『続氷点(三浦綾子小説選集2)』 2001年1月1日、主婦の友社

続 氷点 (三浦綾子小説選集)

続 氷点 (三浦綾子小説選集)

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2000/11/01
  • メディア: 単行本


【電子全集】
『三浦綾子 電子全集 続・氷点(上)』『三浦綾子 電子全集 続・氷点(下)』小学館ebooks、2012年10月26日配信開始

三浦綾子 電子全集 続 氷点(上) (小学館電子版)

三浦綾子 電子全集 続 氷点(上) (小学館電子版)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1982/03/10
  • メディア: Kindle版

三浦綾子 電子全集 続 氷点(下) (小学館電子版)

三浦綾子 電子全集 続 氷点(下) (小学館電子版)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1982/03/10
  • メディア: Kindle版


【電子書籍】
角川文庫版『続 氷点』上・下 2012年8月30日配信開始

続 氷点(上) (角川文庫)

続 氷点(上) (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2012/07/25
  • メディア: Kindle版

続 氷点(下) (角川文庫)

続 氷点(下) (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2012/07/25
  • メディア: Kindle版

『氷点シリーズ 全4冊合本版』(角川文庫版『氷点』上・下と『続氷点』上・下の合本版)、2016年1月20日、KADOKAWA

氷点シリーズ 全4冊合本版 (角川文庫)

氷点シリーズ 全4冊合本版 (角川文庫)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2016/01/20
  • メディア: Kindle版


【綾子から光世への献辞】

 (単行本)
光世さんの御祈りと助言を思い返しつつ
心からの感謝をこめて、
お贈りいたします。
           1971・5・19 綾子 敬愛してやまないわが夫なる 光世様

1吹雪のあと睡眠薬自殺を図った陽子は一命をとりとめたが、啓造は自身の行為に恐ろしさを感じる。は高木から、陽子の生母には陽子以外に兄弟がいあると聞かされ、複雑な気持ちになる。
2陽子が覚醒してから、一週間ほどたった土曜日の午後、啓造と夏枝は陽子に中川光夫と三井恵子のことを打ち明けるが、陽子は本当の両親が不倫関係にあった事実を許すことができない。
3黒い雪啓造は、村井から由香子が失踪して10年になると言われる。村井は、3,4年前に由香子の墓を建てたこと、妻の咲子に去られたと打ち明け、啓造は村井という人間の不まじめさを思い知る。陽子のもとを訪れた辰子は、生母に会いたくはないかと尋ねるが陽子は誰にも会いたくないといい、佐石の娘が幸せにくらしていてほしいと思っていると語る。
4辰子の家啓造は、辰子の家を訪れ、夕食をともにする。その時に辰子の言うとおり、陽子を辰子の養女にしなかったことを後悔していると語る。辰子は、徹が陽子を好きなことを指摘する。啓造は、陽子が遺書に書いていた「罪」と「ゆるし」について、「痛かった!」と漏らすが、辰子は「ゆるすって、人間にできることかしら?」と問う。
5雲ひとつ徹は、小樽にいる恵子を訪問しようし、三井弥吉の店を見つける。三井海産物問屋の前まで行くが、恵子への面会は果たせなかった。このことを中島公園で北原に話すと、北原から自分達は漱石の『こゝろ』のようにはなりたくないと言われる。徹は、「陽子さえしあわせになれればいいんだ」と語る。二人は佐石の娘の消息について話題にする。二人は、高木の家を訪問し、高木から「君らは、おれと辻口啓造のような間柄か」と言われる。
6延齢草啓造は、陽子を誘って見本林に散歩に出る。陽子にとっては、自分が自殺を図って以来である。陽子は、睡眠薬自殺を図って、覚め際に夏枝の顔が般若になる夢を見る。夏枝の憎しみが見せたものではないかと考える陽子は、啓造に夢について質問する。啓造は、人間は自分の人格のうち、8割は無意識の中に沈んでいると説明し、「自分の中に未知数があるということは、同時に希望の持てることでもあるからね」と付け加える。
7サロベツ原野啓造は、稚内の妹のところに行くと言う高木に誘われて、同行する。二人は途中、豊富温泉に宿泊したが、啓造は宿で失明してマッサージ師となった松崎由香子を見つける。九人の乙女の碑を訪れた時、啓造は「松崎みどり」の名を見つけ、高木に由香子のことを説明する。
8箸の音啓造は、夏枝、陽子、辰子に由香子のことを話す。
9バックミラー夏枝は、家まで送っていくと言う村井の車に乗るが、村井は夏枝を墓地へと連れて行き、松崎由香子の墓を見せ、夏枝のことを「葬り切れないんです。憎い人です」と評する。夏枝は、家まで送ってくれた村井を自宅にあげる。村井が帰った後、啓造は夏枝を非難するが、夏枝は啓造をくどいと評する。二人が黙って座っているところに、徹からの電話がかかってくる。
10香煙高木の母が亡くなり、啓造と夏枝は札幌に駆けつける。そのとき、二人は高木から三井恵子が訪れていることを知らされる。徹は、三井恵子に声をかけ、山愛ホテルで話す機会を持つ。そのとき、陽子のことや、陽子が自殺を図ったことを打ち明ける。恵子は帰る途中に交通事故を起こす。
11土手の陰陽子は育児院を訪れたあと、レストラン亀屋で四歳ぐらいの男の子と赤ん坊の若い両親と相席になり、目の前にいる子供たちと育児院の子どもたちとの差について考える。
12草むら徹は、交通事故に遭った三井恵子の見舞いに出かける。
13あじさい辰子の家を訪れた夏枝は、辰子が由香子を専属のマッサージ師にしていることを初めて知る。辰子は、経緯を説明し、由香子と友達になったと説明し、東京の病院に連れていくつもりだと聞かされるが、夏枝は何故辰子がそれほどまでに由香子を大事にするのか納得がいかない。帰宅後、夏枝は啓造に由香子のことを告げる。
14交差点徹にF交響楽団のコンサートに誘われた陽子は、北原に再会する。また、相沢順子と出会い、人間の幸福について語り合う。陽子に会った北原は、徹に陽子のことがあきらめきれないと宣戦布告する。だが、四人で植物園に行く途中に、陽子は異父弟・達哉にすれちがっただけでなく、旭川に帰る陽子を見送った徹は、陽子の異父兄・にも陽子のことを問われ、恵子のところに相談に行く。
15夜の顔比蘿田の病院新築祝いに出席した啓造は、村井と一緒に辰子の家に行くことになり、由香子と再会する。
16たそがれ陽子は、夏枝と一緒に茅ケ崎に出かける。辰子と由香子も一緒である。夏枝たちの留守中に、啓造のもとに高木から電話があり、結婚することを告げられる。二人は会話の中で、友人の死に触れ、人生の黄昏が近づいてきているのを感じる。陽子は、旅先での出来事を手紙に書いて、啓造に送る。その中には、夏枝から謝罪されたことや、夏枝の父からジェラール・シャンドリのことばを教えられたことが書かれていた。陽子の手紙を読んだ啓造は、洞爺丸の遭難事故でのことを回想する。
17冬囲い茅ヶ崎への旅行以来、夏枝の陽子に対する態度は目に見えてあたたかくなった。また、陽子も進学する気になり、受験勉強を始めたが、啓造は由香子の目が気がかりだった。由香子の目は視神経委縮で緑内障もあり、辰子の話では絶望的だった。雪の中、北原は陽子を訪問し、二人は応接間で話をし、北原は自分がまだ陽子のことを思っていると告白するが、陽子は自分の心変わりを詫びる。北原は陽子を許すが、陽子は自分が北原を裏切った事実があるように感じるが、その気持は北原には汲み取れなかった。
18聴診器1月11日、高木は結婚式を挙げ、結婚相手の二人の子供を連れて新婚旅行に出かけ、旅先から啓造に手紙を送る。夏枝は式の疲れからか寝込む。そこへ、由香子を連れて辰子が見舞いにやってくるが、由香子ばかりを見つめる啓造の態度を指摘し、二人は喧嘩になる。部屋で耳鳴りと後頭部に突き刺すような痛みを感じた啓造は、死の恐怖に怯え、寂しさを感じるが、陽子から夏枝が「生きてるって淋しいわね」と語ったと聞いて、「そうだ、夏枝も淋しいのだ。その淋しい者同士が、何でつまらぬ争いをくり返すのか。淋しければ肩をよせ合って、仲よく生きるべきだ」としみじみ思う。
19新芽陽子は、北海道大学教養学部(文類)に入学する。大学生活が始まって間もない頃、異父弟の三井達也と再会し、達哉が陽子に並々ならぬ関心を寄せていることを知らされる。5月5日、陽子の下宿にのり巻きを持って順子が訪れる。順子に薬を飲んだことを打ち明け、順子の身にあった出来事が気になるが自分ほどではないだろうと思う。二人が話しているところに、徹が訪れる。徹は下宿先に訪れた達哉を見かけ、達哉の関心の度合いを思い知る。
20池の面啓造は、高木の家で恵子と対面する。恵子は「辻口さん、罪を犯すって、恐ろしいことですわ。わたしは夫を裏切ったために、かくしつづけなければならなかったでしょう。つまり、だましつづけているわけでしょう? 性格がどこか歪んでしまいましたわ。心がいつもにごっている、不透明な人間になりましたわ。一つの罪は、さらに自分の心の中に、罪を呼ぶのでしょうね。そして育てるのでしょうね。恐ろしいことですわ」と語る。
21花ぐもり夏枝は、辰子の家を訪問し、啓造が札幌に行き、高木の家で三井恵子と会うことになったことを話す。三味線の音を聞き、辰子がいつまで由香子の面倒をみるのかを気にする。二人が話しているところに村井がやって来て、夏枝を花見に誘うが、辰子の目もあり断る。辰子から見本林の桜のことを教えてもらった夏枝は桜を見に行き、土手の上にいた老女と話をし、自分が老いた時のことを考える。啓造からの電話で、桜のことを聞いた夏枝は、啓造が一人で桜を見ていたことを知り、無性に淋しかった。
22陸橋陽子を待ち伏せした北原は、陽子が見つめていた学生の存在が気になるが、陽子のことを気長に待とうと考える。そして会話の中で「流氷の網走は一度ごらんになるといいですよ。これは見せてあげたいな。でも、流氷は一人で見るべきかも知れないな」と流氷のことを話す。
23素描達哉は、陽子が入っていた黒百合会に入会する。リーダー株の伏見が二人のタッチが似ていることを指摘し、血のつながりを感じる陽子。会が終わった後、二人は普段の生活や好物を教え合い楽しく会話するが、陽子が達哉を部屋に招くことを拒んだことから、達哉は怒って帰ってしまう。陽子はさびしく思うがこれで良かったのだとも思う。
24血脈達哉とけんか別れをしてしまった夜から4日後、達哉は兄の潔を伴って陽子の下宿を訪問する。潔は機転を利かし、達哉をおつかいに出した後、陽子が自分の母親に似ていることを説明し、伯父の子どもではないかと考えたことや、陽子と達哉が双子ではないかと考えたことを語る。徹を見かけた達哉は、徹の正体を突き止めようとするが、陽子と潔が止めたので、辛うじて事なきを得る。
25寝室啓造は、徹からの電話で達哉のことを聞き、恵子の家のことを心配する。夏枝は啓造が恵子に対して同情的なことを、恵子が美しいからではないかと指摘する。その後二人は少し言い合うが、啓造は恵子の過失は許せるが、夏枝の過失を許せない。自分自身の過失は容易く許す心理に気づく。
26花しょうぶ陽子は、徹、北原、順子の四人で支笏湖を訪れる。その時、北原は徹に佐石の娘の消息を尋ねる。陽子は、順子から徹の恋人に立候補してよいかと言われる。北原は順子に徹と陽子の間に血のつながりがないことを打ち明ける。
27命日啓造は陽子から1通の手紙を受け取る。それは、陽子宛に届いた順子からの手紙だった。啓造は今更ながら自身の勝手さに気づき、陽子にも順子にも詫びなくてはならないと感じる。陽子は、日記に順子が知ったキリストの贖罪のことや許すと言うことについて記し、自身と順子の違いを考え、許しえない自分に気づく。また、「順子の身代わりになって、自分は夏枝に憎まれてきたのかと思うと、陽子はふしぎに心の安らぐのを覚えた。長年の苦しみにも意義があった。決して無駄ではなかったという思いだった。順子が憎まれるよりは、この自分が憎まれてよかったと、陽子は思わずにはいられなかった。」
28母二人陽子の留守中に三井恵子が辻口家を訪問する。夏枝は育児院に電話して、陽子に辰子の家に泊るように言う。恵子は、札幌に買い物にいっていることになっているので、挨拶もそこそこに帰ることになる。恵子が帰ろうとしたところに村井がやってくる。
29夕あかね啓造と徹は、四条六丁目まで出る。啓造は徹に順子のことを聞き、順子の気持を傷つけないように忠告する。しかし、徹はその深い思いがわからず、陽子が辻口家で育ったばかりに受けた傷を思い、「僕は陽子の傷に責任を感じているよ」と熱っぽく啓造に語る。
30曙光陽子は徹の夢を見て、自分が徹を愛しているのではないかと思う。辰子は陽子に生きることのむなしさや恋人を獄中で殺されたことへの恨みについて語る。「真に裁き得るものだけが、真にゆるし得るし、真に復讐し得るのだとも、思うようになったのよ」という辰子の言葉に、陽子はずしりとした重みを感じる。
31つゆ草陽子は、辻口病院で受け付けの手伝いをすることになる。その時、村井から小樽の母が訪問したことを知らされる。
32石原順子が辻口家を訪れ、啓造と陽子は見本林を案内することになる。そこに夏枝がやって来て、ルリ子が死んだ川原に野菊を供えたいと言い出す。啓造と陽子は不安に襲われるが、止める間もなく、夏枝は順子に佐石土雄のことを漏らす。夏枝の告白を聞いた順子は石原に顔を伏して夏枝たちに謝罪をする。
33奏楽順子の言葉を聞いた啓造は、自分も教会に行きたいと思い、ついに旭川六条教会を訪れる。
34京の水啓造は夏枝の計らいで、高木とともに大阪で開かれる内科の学会に出席することとなり、高木と一緒に京都を観光する。
35晩秋夏枝の誕生日のために、陽子と徹とは旭川に帰る。二人は見本林で、順子の父のことや、正月に伊の沢スキー場に行く話をする。辰子から由香子の近況を聞いた啓造は、自身のなかに混沌としたものを感じる。
36点滅高木・村井とともにホテル・グランドに行った徹は、そこで、三井恵子らと会う。村井が恵子に挨拶をし、徹を恵子に引き合わせたことから、徹の正体が達哉に知られてしまう。
37追跡クラーク会館で北原と待ち合わせをした陽子は、北原に自身の気持を告げる。落胆する北原であったが、そこに達哉があらわれ、陽子を連れて行ってしまう。30分の約束だったが、達哉は陽子を北原の元に戻さず、小樽まで連れて行こうと乱暴な運転で移動を始める。北原は達哉の車を追跡し、ついに追いついたが、達哉の運転により、大けがをしてしまう。
38燃える流氷北原の薦めで、網走に流氷を見に来た陽子は、燃える流氷を目の当たりにし、今まで信じられなかった神の実在を信じられるようになる。そして自身に示された感動を誰かれに伝える前に、先ず恵子に電話をかける。