2013-04-21 ドサンコ 三浦綾子作品生活風俗事典 『積木の箱』:・「バスからおりたふたりは、ちょっと顔を見合わせ、うなずいてから歩き出した。山すそに、兎の放し飼いや、鯉の釣り堀が見え、そのそばをドサンコと呼ばれる背の低い馬がゆっくり歩いていた。木々はようやく色づき始め、わけても桜の紅葉が美しかった」(小路)・大川は、バンドをゆるめながら、悠二に笑顔を向けて「ドサンコ馬に乗りたいな、先生」と言う。(小路)