integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

積木の箱:教授

悠二たちの教授。「大垣夫人」の章で、悠二の回想にでてくる。「数学をしている姿より、絵を描いている姿の方が印象に残っているほど、よく絵を描いた」。「絵や文字や音楽に親しむことをすすめた」。

(1)(2)描写なし

(3)「君たちねえ、優しいという字をどう考える? あれは人を憂うると書いて優しいと読むね。つまり人の悩みや苦しみを、共に憂うる心が優しさなんだ。思いやりと言ってもいいな。その優しいという字と、優秀の優という字、つまり優れているという字とは同じなんだよ。ここのところをよく考えることだね」「素直とはね、人のいうことをハイハイとうなずくことではないんだ。わたしがいうのは、真理に素直であるということだよ。たとえば君たちが、子供として、親に対する態度があるわけだ。親に対する口のきき方というものがあるわけだよ。自分の虫の居所が悪いからといって、親に乱暴な口をきくのは、それは素直ではない。自分の中のわがままと戦い、それを克服して、子供としてのチャンとした口のきき方をするというのが、これが真の素直だ」と繰り返し聞かせる。