integral:三浦綾子資料室

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楢(なら)

『大辞泉』(増補・新装版)によると

なら【楢・柞・枹】 コナラの別名。また、ミズナラ、ナラガシワなどの総称。

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『積木の箱』:
・「少し行くと、建物の一軒もないぼうぼうたる原に出た。熊笹が風に絶え間なくひかり、あちこちに楢の大樹がすっくと立っているばかりである。この人けのない道や笹原が、一郎には一番慰められる場所なのだ」。(鍵)
・和夫は、一郎に右手で触ると、一郎が笑ったことに「喜びをおさえきれぬように、両手をひろげて、楢の大樹の下を走りまわった」。(アリの巣)
・「悠二は、楢の大樹の下で立ちどまった。足もとに、アリの巣があった」。(乱反射)
・「川湯温泉までの六キロ余りの道の両側は、エゾマツ、カエデ、楢などの原生林がつづいていた。しだ(原文傍点)や笹が林の中に青々と群生していた」。(砂湯)