integral:三浦綾子資料室

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瀧川幸辰

『大辞泉』(増補・新装版)によると

たきがわゆきとき【滝川幸辰】[一八九一 一九六二]刑法学者。岡山の生まれ。京都帝国大学教授のときに、いわゆる滝川事件が起きて休職を命じられた。第二次大戦後に復職し、その後法学部部長・総長を歴任。著「刑法講義」「激流」など。

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『続氷点』:
「京大の河上、瀧川は無論影響を与えただろうが、とにかく、京都の庶民は、自分の街を長年眺めているうちに、後ろ向きの預言者的存在になったかも知れないね」(京の水)

『草のうた』:
「小林多喜二が虐殺され、滝川事件で滝川教授が休職を命ぜられ、時の京大の法学部長以下三十八人が総辞職した年である。この年、国際連盟を脱退した日本は、次第に進路をある方向にとって歩きつつあった。即ちファシズムの方向である」(『草のうた』30章)