integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

続氷点:おやじさん

陽子が網走を訪れた時、網走湖などを案内してくれた中年の運転手の会話中に出てくる。知床の番屋で、「十月の二十日ごろから、流氷の離れる五月まで、一人暮し」で、流氷の盛上がる話を運転手に聞かせてくれる。「もらうばかりになっていた女に死なれて、北海道に渡ってき」て、十五、六年になる。「とうとう女房ももらわないで、ずっと一人暮し」だという。氏名年齢容姿描写なし。「氷の鳴く声は淋しい」と運転手に語る。