integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

続氷点:中年の男

徹と村井がホテル・グランドのフロントの前を通り過ぎ、右手の一画のソファに腰を下ろしたとき、「中年の男が二人、テーブルをへだてて、暗い表情で何かぼそぼそ話をしている」。うち一人は「しきりに首を横に振り」「だめだ、だめだ、もう日にちがない」と言っていた。