integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

たといまた、わたしが自分の全財産を人に施しても、また、自分のからだを焼かれるためにわたしても、もし愛がなければ、いっさいは無益である

「コリント信徒への手紙一」第13章3節。 

『続氷点』:
啓造が初めて教会を訪れた時、坂井ヒロ子が証詞(あかし)をする。彼女は「社会福祉科で四年間学び、今年(=啓造が初めて教会を訪れた年)老人ホームにつとめはじめ」たが、老人ホームに勤めていると人に話す時、「不幸な人々の手足になっているのだという気負いがあり、誇りがあった」一方で「人にほめられたいという下心がうごめいていた」ことに気づいたのが、この聖句だと語る。