integral:三浦綾子資料室

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自ら復讐すな。復讐するは我にあり、我これを報いん

新約聖書「ローマ人への手紙」第12章第19節にある「主いい給う。復讐するは我にあり、我これを報いん」か。

『続氷点』:
・恋人を獄中で殺されたことへの恨みについて、辰子は次のように語る。「あのね、いつか何かの小説で<自ら復讐すな。復讐するは我にあり、我これを報いん>という言葉を読んだのよ。その言葉にぎくりとしてね。何かよくわからないけれど、その言葉は真理だと直感したのよ。それからは、ふしぎにすっと気持が軽くなっちゃった。何しろ、わたしが復讐するよりも、もっと厳正な復讐があるにちがいないと思ってね。そしてね、真に裁き得るものだけが、真にゆるし得るし、真に復讐し得るのだとも、思うようになったのよ」(曙光)