integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

わびる

『続氷点』:
・順子の手紙を読んだ啓造は、自身の身勝手さに気づき「おとうさんはね、陽子。陽子にはむろんのこと、この娘さんにも、わたしたち夫婦はわびねばならないと思ったよ」と陽子に語る。(命日)
・陽子は、母にわびることは何一つないと思っている自分について、「わたしは人間として、大きな過ちを犯しつつあるのだろうか。何か心もとない気もする」とした上で、「一体人間は、父のように、自分の子を殺した犯人の娘にさえ、すまなかったとわびる形でしか、許し得ないものだろうか」とする。(命日)
・「それよりも、わたしは父の罪をおわびしたいと願い続けてきたの。神さまにも人にも許していただきたかったの、こうしておわびできて、どんなに気が楽になったか知れないわ」という順子の言葉を聞いて、啓造は「自分も教会に行きたい。行って、順子のように、神と人との前にわびる心を与えられたい」と思い、教会を訪れる。(奏楽)
・ホテル・グランドで、三井夫妻と達哉に会ったことを陽子に話した徹は、陽子からわびられて、「恵子に代って陽子はわびるのか」と感じる。(点滅)
・陽子は、燃える流氷を目撃したのち、恵子に電話をする。交換手が取り次いでベルが鳴るまでの間「おかあさん! ごめんなさい」と呼びかける。(燃える流氷)