integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

キハダ

『大辞泉』(増補・新装版)によると

きはだ【木蘗・木膚】1ミカン科の落葉高木。樹皮は厚く、内部は黄色。葉は羽状複葉。雌雄異株。夏、黄緑色の小花を円錐状につける。樹皮を漢方で黄柏といい、苦味があり、健胃薬に用い、また黄色染料に利用。材はつやがあり、家具・細工物に使う。きわだ。おうばく。 2省略

-----------------------------------------------------

『続氷点』:
・クラーク博士の胸像のうしろに、キハダの大樹がある。(中略)陽子は今日の午後休講だった。休講の時は近くの下宿に帰るか、このキハダの木の傍に憩うことにしていた。(新芽)
・旭川西高の同級生の大野とキハダについて話す。(新芽)
・大野が去ってから、陽子はキハダの幹にそっと手をふれて微笑した。無数にみぞのある荒い幹肌である。これにふれれば、直ちに人は恋をすると、大野は口から出まかせをいった。だが自分はいま、何にふれても人を恋うことなどないような気がする。(新芽)