陽子と同じ旭川西高等学校出身の級友。陽子が入学した高校は、『氷点』本文中には出てこなかったが、大野の「君が文類に入学したと聞いたからさ、西校の連中で歓迎会をしようって、話が出てるんだ」という言葉で、陽子が徹と同じ旭川西高等学校に進学したことが分かる。
(1)「くしを入れたこともないような髪」「長い足」
(2)キハダの木について陽子と会話する場面で、陽子は「また、でたらめ。変らないのね、大野君」と口にする。
(3)「ご名答だな。しかしまだあるんだ。この幹にさわると、いかなる人といえども、直ちに恋をするんだってさ」