integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

北海道大学

実在する大学。
幼馴染で後に恋人となる
前川正が在籍していたほか、『氷点』『続氷点』の登場人物が在籍。
『続氷点』では、陽子のキャンパスライフが描かれる。


公式HP:http://www.hokudai.ac.jp/
キャンパスマップ:http://www.hokudai.ac.jp/introduction/campus/campusmap/guidemap.pdf

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『氷点』:
啓造・高木の出身大学。徹と北原が在学。夏枝の父・津川教授は北海道大学の医学部で教鞭をとっていた。前川正は啓造の後輩、陽子の実父・中川光夫は理学部。

『ひつじが丘』:
・竹山は、北大構内に入り、エルムの木の下で立ち止まり、奈緒実の授業態度について注意をする。

『続氷点』:
徹、北原が在学。陽子・達哉が入学。「新芽」の章は、陽子がクラーク会館の学生食堂でカレーライスを食べ終えたところからはじまる。また、「追跡」の章の冒頭も、陽子が北原との待ち合わせのため、クラーク会館を訪れるところから始まる。

 クラーク会館から、北に一キロほど伸びた真っすぐな舗装路には、絶えず自動車が走り、学生たちが行きかっていた。ここから見る北大構内の眺めが、陽子は一番好きだった。
 舗装路の左手は農学部で、その北寄りに黄土色の三階建の理学部が、大きなニレの木立ごしに見える。ニレの向うに、ポプラが幾本か道に沿ってそびえている。ニレもポプラも、まだ芽吹いていない。が、春の光の中にやさしく煙って見えた。(新芽)

この大学に、父の啓造も、徹も、北原も高木も学んだ。茅ヶ崎の祖父もここの医学部の内科の教授だった。いまその大学に自分も入ったのだ。
(もう一人……)
 自分が生れる前に、心臓マヒで死んだという実父の中川光夫もここの理学部に学んだのだ。母の恵子と肩を並べて写っていた中川光夫を、陽子は思った。
(この構内を、生きて歩いていたたのだわ)(新芽)

 教養部の前から、舗装路が一キロ近く南にのびて、クラーク会館につき当たる。北大構内で一番長いこの道を、学生たちは中央道路と呼んでいた。(陸橋)

大学を出た先の風景については、次のように描写される。

 北大正門を出て右に折れると、古本屋や喫茶店、雑貨屋などの並ぶ電車通りである。