integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

敗血症

『大辞泉』(増補・新装版)によると

はいけつしょう【敗血症】 化膿性の病巣があって、そこから菌が血液中に繰り返し入り、その毒素により悪寒戦慄・高熱などの中毒症状を示し、二次的に身体各所に転移性の膿瘍をつくる感染症。

----------------------------------------------------

『ひつじが丘』:奈緒実が家を出たのとほぼ同時に病に倒れた愛子は、敗血症で北大病院に入院した。耕介は奈緒実に早く帰るように手紙で訴えるが、純潔を失った奈緒実は家に戻らなかった。耕介は荷物とともに送った手紙で愛子の体調の報告をする。「敗血症は恐ろしい病気だ。いわば血が腐るわけだからね」と前置きをした上で「しかし正直のところ、この大患よりも、奈緒実のことの方がわたしには応えた。病気は肉体の問題だが、お前のことは心の問題だからね」書き送る。