「あかつめくさ」のことか。「あかつめくさ」は、『大辞泉』(増補・新装版)によると
あかつめくさ【赤詰草】マメ科の多年草。原野や路傍に生え、、葉は三枚の長楕円形の小葉からなる複葉で、白い斑がある。夏、赤紫色の小花が集まって球状に咲く。ヨーロッパの原産で、明治初めに渡来。牧草や緑肥にする。むらさきつめくさ。
---------------------------------------------------
『氷点』:陽子が小学校一年生の時、ルリ子の死因を知って林の中に小さな墓を造り、インク花と赤クローバーを備えたことが、徹の小学校の卒業文集「殺された妹」に記された。(よそおい)
・「三人はゆっくりと林の中の堤防に上がった。黄色い大きな菊いもの花が、堤防の下を埋め、斜面には宵待草とレッドクローバが咲きむれている。」(石原)