integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

美瑛川

実在する河川。

『氷点』: 

 この見本林を三百メートルほどつきぬけると、石狩川の支流である美瑛川の畔に出る。
 氷を溶かしたような清い流れの向こうに、冬にはスキー場となる伊の沢の山が見え、はるか東の方には大雪山につらなる十勝岳の連峰がくっきりと美しい。(『氷点』誘拐)

・子供たちの遊び場。(誘拐)
・ルリ子は佐石土雄に美瑛川のかわらで殺される。
・啓造と徹は散歩に出かけ、徹がルリ子の死んでいた川原のあたりを指差す。(線香花火)
・啓造は十七、八の夏に近所の八つぐらいの女の子を連れて、川に泳ぎに来た際に、女の子を膝に抱き抱えたことを思い出し、自分と佐石に違いがないことや、劣情を持たなかった分佐石の方がましだと思う。(線香花火)
・自殺を決意した陽子は、林を抜け、美瑛川のほとりでカルモチンを飲んだ。(ねむり)

『続氷点』:
・夏枝は、村井に車で送ってもらうが、「三十分ぐらい、つきあってくださってもいいでしょう」と言われ、「美瑛川にまたがる両神橋にさしかかった。夏枝は川上に見える緑濃い見本林を、やや不安そうに見た」。(バックミラー)
・「美瑛川は少し濁っていた。この堤防をまっすぐ七、八町行くと、辻口家の裏の見本林に入る。少し遠回りだが、啓造の好きな道だった」。(つゆ草)