integral:三浦綾子資料室

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アカシヤ/アカシア

『大辞泉』(増補・新装版)には

アカシア[acacia]≪「アカシヤ」とも≫ 1マメ科アカシア属の常緑樹の総称。葉は羽状複葉。花は黄色、まれに白色で、多数集まって穂状に咲く。オーストラリアを中心に約六五〇種が分布。ギンヨウアカシア・アラビアゴムノキなどが含まれる。 2ハリエンジュの俗称。花は白い。にせアカシア。[季 花=夏]

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『氷点』:
・夏枝が村井に縁談を薦めたが、その女性は「笑声が聞こえそうなほど無邪気な笑顔で、アカシヤの樹によりかかって写っている」。(敵)
・「アカシヤの並木の美しい札幌は、いつみても啓造の心をなぐさめた」(回転椅子)。
・高木の所に、犯人の娘が欲しいと相談に行った啓造は、病院を出てアカシヤの並木の下を歩いている時にルリ子そっくりの小さな女の子を目撃。(九月の風)
・「アカシヤの甘いにおいが、風にのって院長室に入ってきた」とき、啓造は松崎由香子の失踪を事務長から報告を受けて知る。(行くえ)

『ひつじが丘』:
・丸善で待ち合わせをした奈緒実と良一は駅前通りに出たところ、白いアカシヤが咲いていることに気づく。

『続氷点』:
・村井に家まで送ってもらうことになった夏枝は、墓地に行く道へと連れて行かれる。「道の両側にアカシアの白い花がつづいている。甘い香りが車の中に流れて来た」。(バックミラー)
・道庁内の池の畔で北原を待っていた陽子と徹は、「池の向うのアカシアの木かげに、若い女性と肩を並べて歩いて来る北原が見えた」。(交差点)