integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

教会

『氷点』:
洞爺丸事件から十年後、啓造は教会に出かけるが、中に入ることができず、十字架を見あげる。

『ひつじが丘』:
・ヒロイン広野奈緒実は、教会の牧師の娘。
・函館を訪れた竹山は奈緒実を訪ね、「教会に行っているんですか」と尋ねる。その時、奈緒実は「教会、何というなつかしい響きを持った言葉だろう」と思う。奈緒実にとっては「父や母を直ちに思い起こさせ、奈緒実自身の過去のすべてを思い出させるところである」。

『続氷点』:
辰子の家を訪れた村井は、窓から見える十字架について尋ね、辰子から教会に行くといいと言う。また、辰子は啓造が教会の前に佇んでいたことを思い出したが、村井には茶化す材料にしかならないかもしれないと思い黙っていた。(花ぐもり)
順子の言葉を聞いて、啓造は「自分も教会に行きたい。行って、順子のように、神と人との前にわびる心を与えられたい」と思ったのと、夏枝の不機嫌な態度もあり、教会に行く。(奏楽)
・「人を責めることなら、わざわざ教会になどいらっしゃらなくても、できることじゃありませんか。責めることは誰にでもできることですもの。ね、そうでしょう、陽子ちゃん」と夏枝は、啓造がすぐにルリ子の時のことを責めることを非難する。また、「わたくし、教会に行ったことはありませんけれど、キリストさまって、どんな人間の罪でも許してくださるそうですわ。それなら、その教えをおききになっていらっしゃるおとうさんも、責めずに許してくださってもいいと思わない、陽子ちゃん」と続ける。(燃える流氷)