2012-11-26 運命 三浦綾子作品ことば事典 (1)大いなるものの意志北原が斜里から陽子に宛てた手紙に出てくることば。死のうとして海に入ったが、斜里の浜辺で気絶していたところを発見され女性は助かった。北原はその女性が「死のうとしても死ねない時がある」ということに、「厳粛なもの」や「単に偶然といい切れない大いなるものの意志」を感じる。陽子はこの手紙を読み、「神」を連想し、次に「運命」を思うが、「大いなるものの意志」とはちょっと違うと思うが、どこが違うのかわからない。(『氷点』千島から松)