高校の国語の教師。辰子の家の「茶の間の連中」の一人。小学校の1年生の時、家出した陽子に「おかあさんにしかられたのかい?」と声をかける。陽子を「何となく不正直なにおいがして、わたしは好かないねえ」と評した辰子のことばに、「怒らないのは不正直か」と陽子をまじまじと見る。「人間、頭がいいだけじゃつまらないからねえ。性根がなきゃねえ」と言う辰子に「辰ちゃんは、また滅法性根がありすぎるからな」と言う。また、給食費のことで注意を受けた陽子が辰子の家を訪れた際には、茶の間の連中の会話を陽子に分かりやすく説明する。
(1)茶色のセーターを着ている。
(2)記述なし
(3)「あのね。ほかの国に頼ったり、外国のいいなりになってはだめだということさ。人間同士も同じだな。あまり人にたよってはいかんということさ」