2012-11-22 氷点:前川正(まえかわただし) 三浦綾子作中人物事典 『氷点』作中人物事典 啓造の3期後輩。テニス部の頭のよい医学生。 三浦綾子の幼馴染で彼女を信仰に導いた青年・前川正と同姓同名。1954年(昭和29年)の春死去。旅行をキャンセルして、村井と会うつもりだった夏枝の態度に啓造は「茫々天地間に漂ふ実在と己れを思ふ手術せし夜は」という句にあった正の孤独を思いやる。