integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

福田豊四郎(ふくだ とよしろう)

画家。明治37年11月27日-昭和45年9月27日、秋田県に生まれる。京都市立絵画専門学校を卒業、土田麦僊(つちだばくせん)、川端龍子(かわばたりゅうし)などに学ぶ。新聞連載時の「氷点」「続氷点」の挿絵を担当する。

「人間は牙を持たなければいけませんよ。いいですか。あなたはクリスチャンとしての節を決して曲げてはいけませんよ。もし節を曲げたら、私は直ちにさし絵をやめますよ」と、衿を正さずにはいられない厳しい語調で言ったという。(「福田豊四郎先生のこと」朝日新聞70年9月30日付:『三浦綾子全集』第二十巻、p473より孫引き)

 綾子は、「小説『氷点』への高まる読者の熱情」(初出1965年6月27日「朝日新聞・PR版」『ごめんなさいといえる』所収)の中で、「挿絵の福田豊四郎先生は、高木のこの小説における役割を指摘して、小説の結末の予見を述べておられたのは、さすがである」という。

『続氷点』の挿絵も担当したが、連載途中で死去したため、向井久万に挿絵が変更される。