integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

線香花火

(1)はかないもののたとえ

『氷点』で、啓造は「線香花火はあるかなきかの細い光の線を散らした。/それはルリ子の短い命を思わせる、かそかな、可憐な光であった」と思う。

(2)線香花火:『氷点』第6章の題名
夏枝が退院し、辻口家は一見元通り戻ったかのように思われた。徹にねだられ、線香花火をしている夏枝に啓造は村井が洞爺に行くことを告げた。夏枝と村井に何かがあったのかと打ちのめされる。夏枝の口から女の子が欲しいと聞かされたこともあり、啓造の頭に再び佐石の娘を引き取るという考えが頭をよぎる。