2007-12-24 悲しい・悲しみ 三浦綾子作品ことば事典 ①『ひつじが丘』の奈緒実は、良一の死に対し、打ちひしがれるが「悲しみって、なんと非生産的な感情でしょうね。このままだと、食欲もないままにわたしの体は滅びてしまうだろう」「悲しみって命を滅ぼすほどのエネルギー」なので「神からいただいたエネルギーを浪費して、自分一人の悲しみに浸っているのは、やはりわがままだ」と父の信仰の先輩の学園で非行少年少女たちのために働こうと立ち直る。