integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

函館

『大辞泉』(増補・新装版)によると

はこだて【函館】 北海道南西部の市。津軽海峡に面する。渡島支庁所在地。もと江戸幕府直轄領。安政元年(一八五四)開港。青函連絡船が通じる北海道の表玄関、北洋漁業の基地として発展した。ハリストス正教会・トラピスチヌ修道院・五稜郭・啄木公園などがある。もと箱館と書いたが明治になり改められた。人口三〇・一万。

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『氷点』:
(1)啓造は洞爺丸に乗船したが、船は台風の影響で出発せず、函館にいた。このことをそばにいた商人風の男から聞いて知り、啓造は不安を覚えて甲板に出てみる。(台風) 

『ひつじが丘』:
(1)奈緒実一家が以前住んでいた土地。奈緒実は、函館T高校に在籍していた。(文庫版の水谷昭夫氏の解説によると、函館T高校は、函館中部高校か遺愛女子高校か。遺愛女子高校は、石坂洋次郎作『若い人』の舞台となった高校)
(2)良一の転勤が決まったとき奈緒実は「函館山から見る夜景は、美しくてホンコンのようだって言われるわ」と言う。交通事故に遭遇した良一に付き添い函館まで同行した奈緒実は、連絡船の汽笛を聞きながら、奈緒実は蓬莱町で「長い旅の続きのような、たよりなさがある」結婚生活を送る。
(3)研修で函館を訪問した竹山は、「良一と奈緒実の夜の姿態が、なまなまと想像されて、ねむることができ」ず、良一への嫉妬と怒りで煩悶する。

『積木の箱』:
・悠二に肩車をしてもらった和夫は、「どうだ高いだろう。東京まで見えるだろう」という悠二に「東京はね、札幌より、小樽より、函館より、もっともっと遠いんだよ。函館で船に乗って、青森について、仙台を過ぎて、水戸を過ぎて、それから幾つもの駅を過ぎて東京なんだよ。おじさん知らなかったの」と言う。(くもり日)
・豪一は奈美恵に、札幌、洞爺、函館の愛人がどのような女であるか寝物語に聞かせたことがある。(挑戦)