短編小説。1947(昭和22年)6月「三田文学」に発表。1949(昭和24年)2月能楽書林刊の短編集「夏の花」所収。第1回水上滝太郎賞受賞作。
参照:
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http://www.library.city.hiroshima.jp/haratamiki/index.html
04.民喜の作品紹介 | 原民喜の世界-夏の花、そして死と愛と孤独-
https://www.library.city.hiroshima.jp/haratamiki/04works/works01.html
『ひつじが丘』:奈緒実が高校を卒業後、戦没学生の手記「きけわだつみのこえ」とともに「三日ががり」で読了。「なまなまとした戦争の匂いがあった。戦争に押しひしがれた、いたましい命のうめきがあった」と深い感動を覚え、「その感動を、奈緒実は誰かに話さずにはいられなかった。誰にでもよい。長い長い手紙を書きたかった」。