integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

戦没学生の手記『きけわだつみのこえ』

第二次世界大戦末期に戦没した日本の学徒兵の遺書を集めた遺稿集。1949年(昭和24年)10月20日に東京大学消費生活協同組合出版部(のちに東京大学出版会)から初版が発刊された。

『ひつじが丘』:奈緒実が高校を卒業後、原民喜「夏の花」とともに「三日ががり」で読了。「なまなまとした戦争の匂いがあった。戦争に押しひしがれた、いたましい命のうめきがあった」と深い感動を覚え、「その感動を、奈緒実は誰かに話さずにはいられなかった。誰にでもよい。長い長い手紙を書きたかった」。

『わが青春に出会った本』:新潮文庫版『わが青春に出会った本』「きけわだつみのこえ」参照。p182には「私にこの本をくれたのは、私をキリストに導いてくれた前川正であった」とし、前川が扉に書いた日付が「一九四九年十月二十六日」であることを記している。