integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

植物園

北海道大学の植物園のことか。

『ひつじが丘』:良一が奈緒実を誘い、結婚を申し込む。「奈緒実は植物園の入口で入園券を買った。一歩中に入ると、街の真中にいることが嘘のように思われた。広い芝生も、何百年の樹齢を持つドロやエルムも、曇った空の下に、しっとりと沈んだみどり色を見せている。高い竹垣をめぐらしているので、外は見えない。昼なお暗い木立の向こうに、街があるとは思えなかった。ボートを浮かべる池もないが、いつ来ても静かな植物園を、奈緒実は公園よりずっと好きだった」

『続氷点』:
・徹、陽子、北原、順子の4人は道庁の池の畔で合流したが、徹は場所を変えることを提案し、北原の「ああ、そうだね、植物園にでも行こうか。あそこは静かだし、近いから……」という言葉で場所を変えることにする。(交差点)
・「四人は植物園に入った。四万一千坪といわれるこの植物園は、街の真ん中にあるとは思えない静かさだった。あちこちに人の憩う、広い芝生をかこんで、道が左右に別れている。その道はさらに別れて、何百年もの樹齢を保つ木立や、深い草藪の中にかくれていく。」(交差点)