奈美恵は、「地獄谷」の章で、「一郎さん、あたしね、生れた時に、もう父親がなかったのよ。母はあたしを登別温泉の地獄谷のそばに捨てて、どこかに行ってしまったの」と言う。氏名年齢容姿描写なし。

積木の箱：（奈美恵の）母

『大辞泉』（増補・新装版）によると のぼりべつおんせん【登別温泉】 登別市にある温泉。泉質は硫黄泉・明礬泉など。爆裂火口の地獄谷がある。---------------------------------------------------『積木の箱』：奈美恵は、「地獄谷」の章で、「一郎さん、…

登別温泉

「鉄格子の門扉につかまって、一郎はぐったりとよりかかった。格子越しに公園のポプラ並木が見える。ふた抱えもありそうな太い幹だ。そのポプラの下に、労務者が五、六人談笑しながら弁当をひらいている」とある。氏名年齢容姿描写なし。

積木の箱：労務者が五、六人

佐々林家のみな（一郎と奈美恵は留守番）が豪一の会社の慰安海水浴に行っている間に佐々林家を訪問し、ブザーを鳴らす。

積木の箱：鮮やかな赤い服を着た女