2012-12-09から1日間の記事一覧
夏目漱石作。『心』または『こころ』とも表記される。大正三年四月二十日から八月十一日まで、全百十回にわたって、東京・大阪の両「朝日新聞」に連載。大正三年九月、岩波書店から漱石自身に自装で刊行。『大辞泉』(増補・新装版)によるとこころ【こゝろ】…
「エンジ色のトレーニングパンツをはいた高校生の一団」とも表記される。徹が北原に小樽に行った話をした後、北原は徹に、「君は陽子さんの……一番身近な人だからね」と語る。その時、二人のそばを通り過ぎて行き、会話が終わったころまた二人のそばを戻って…
『大辞泉』(増補・新装版)によるとあららぎ【蘭】 1イチイの別名。2ノビルの古名。---------------------------------------------------『続氷点』:・徹が北原に中島公園で小樽に行った話をしていた時、「傍のアララギが、芝生にこんもりとした影を落…
実在する建築物。→link『続氷点』:・「池の向うにルネッサンス風の豊平館の白い建物が、緑の木立をバックに美しかった。わけても円型のバルコンが、エキゾチックである」。(雲ひとつ)・北原と徹は佐石の娘がどこにいるのかと話し、「婚礼でもあるのか、豊…
実在する公園。→公式HP 『続氷点』:・徹は、北原に小樽に行って来た時のことを話す。
『続氷点』:・徹が小樽運河の河口にかかっている月見橋の上で、三井海産物問屋を訪れたときのことを回想している時、「ゴメが十数羽、猫のような啼き声を立てながら、湊の上を舞っていた」。(雲ひとつ)・「ゴメの数がふえてきた。猫に似た鳴き声を立てな…
三井海産物問屋を訪れた後、徹は小樽運河河口にかかっている月見橋の上から、「黄色いヘルメットをかぶって働いている姿」を見る。
『続氷点』:・三井海産物問屋を訪れた後、徹は運河河口にかかっている月見橋の上で、右手に見える埠頭に目をやる。(雲ひとつ)
三井海産物問屋の隣りのたばこ屋の娘。徹に恵子のことを大好きだと語る。(1)「古い店には似合わぬ明るい少女」「ふっくらとした手」「大きな目」「丸い肩」(2)(3)
三井弥吉と恵子の長男。達哉の兄。陽子の異父兄。小樽市色内町二丁目に住む。徹が恵子の家を訪問しようと考えあぐねていた際、立ち止まった徹に声をかけてくる。「学生の感じ」だと徹は思う。陽子に「ピアノを少し。でも、ぼくはレコードを聞くぐらいですよ…
恵子の夫。三井海産物問屋を経営。徹が観察したところ、「分厚い一枚板に、右から横書きされた看板の文字が浮彫りされている。間口六間に、奥行きは十間もあろうか」。「二十坪ほどのうす暗い店の中には事務机が並び、十五、六人の男女の事務員の姿が見えた…
徹が色内町を訪れた際、手にした電話帳に乗っていた三井姓の人名。
徹が色内町を訪れた際、手にした電話帳に乗っていた三井姓の人名。
徹が色内町を訪れた際、手にした電話帳に乗っていた三井姓の人名。
実在する地名。小樽運河がある。『続氷点』:・「徹は色内町に下るゆるやかな坂道の歩道に立ち止まって、どうしようかとまだ迷っていた」。(雲ひとつ)・徹は、電話帳で調べた結果、色内町二丁目に「三井弥吉商店(海産物)」があることを知る。
『続氷点』:・「微風に乗って潮の匂いがした。小樽港は、三、四丁先にあるはずだった」。(雲ひとつ)・徹が小樽運河の河口にかかっている月見橋の上で、三井海産物問屋を訪れたときのことを回想している時、「ゴメが十数羽、猫のような啼き声を立てながら…
啓造が辰子の家を訪問した時、夕食の膳を運んでくる。氏名容姿年齢記述なし。
『氷点』:徹が中学校二年、陽子が小学校三年の春、夏枝が神居古潭での花見を提案する。(行くえ)『ひつじが丘』:「函館山の桜が咲いたと聞いて、奈緒実はことしこそ花を見に行ってみたいと思った。家のすぐ目の前にある函館山にさえ、のぼったことのない…
◆札幌店:札幌市中央区南1条西3丁目8に実在する百貨店。『ひつじが丘』:奈緒実は、輝子の父にハイヤーで送ってもらった際、三越の前で下車する。