integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

2012-11-28から1日間の記事一覧

不機嫌は、最大の敵だ

ゲーテの言葉。「不機嫌は人類最大の敵だ」か。『氷点』:京都の学会についていきたいという夏枝に対して、啓造は「人間というものは案外、同じ屋根の下に住む者の影響を、このように強く受けているのかも知れない」と思い、「ゲーテか誰かの」ような「世界…

行く春や鳥啼き魚の目は泪

松尾芭蕉の句。松尾芭蕉の俳諧紀行文、「奥の細道」『旅立ち』、矢立ての句『氷点』:夏枝が札幌の丸惣旅館に滞在中、辰子は辻口家に泊まりに来て、この句を上げて「(魚が)泣くぐらいなら、笑いもするわ」と徹に説明する。(ゆらぎ)

京都

『氷点』:啓造は、京都で開催される内科学会に出席するために9月26日洞爺丸にのり、海難事故に遭う。

氷点:一年生の男の子

陽子が小学校一年生の時の学芸会で、開会の辞を述べるはずが、自分のすることを忘れて黙ってしまう。「紺の背広に白い襟を出した」男子。氏名、容姿記載なし。

氷点:晴子

辻口医院の交換手。名字、年齢、容姿記述なし。札幌から高木が村井の復職について相談してきた時の電話を取り次ぐ。晴子の名前は松崎由香子の会話の中に「交換の晴子さんが、ちょっと席をたったとき、私に代りに座っていてとおっしゃったので……」と出てくる。

氷点・続氷点:佐石の子

『続氷点』:「相沢純子」の項目参照。 ※『氷点』本文中では、「生まれたばかりの赤ん坊」「生後間もない佐石の子」「佐石の子」「犯人の子」「佐石の子供」「佐石の娘」と表記される。 啓造は、和田刑事の話で高木が関係している乳児院に預けられていること…

焼尻(やぎしり)

『氷点』:少女時代の夏枝が海水浴に行った場所。「少女のころ海水浴に行った苫前の海が目にうかんだ。眉のように浮かんだ天売、焼尻の二つの島の間に、夕陽が沈んでいった光景であった」(激流)

天売(てうり)

『氷点』:少女時代の夏枝が海水浴に行った場所。「少女のころ海水浴に行った苫前の海が目にうかんだ。眉のように浮かんだ天売、焼尻の二つの島の間に、夕陽が沈んでいった光景であった」(激流)

氷点:団体客

陽子が小学校一年生の時、辻口家は一家で支笏湖に遊びに来た。その時、泊まった宿の向かい側の棟に滞在。

氷点:ふるびた軍服に、軍靴の青年

啓造は彼にすれ違う。そのあと、「啓造は四季それぞれの服を持っていることをうしろめたく思った。国民のだれもが衣類を米にかえて、辛うじて生きながらえている時代であった」という描写が続く。

上川(かみかわ)

北海道上川町のこと。実在する地名。『氷点』:・徹から場所を聞かれて、啓造が層雲峡のすぐそばの町だと説明する。

アカシヤ/アカシア

『大辞泉』(増補・新装版)にはアカシア[acacia]≪「アカシヤ」とも≫ 1マメ科アカシア属の常緑樹の総称。葉は羽状複葉。花は黄色、まれに白色で、多数集まって穂状に咲く。オーストラリアを中心に約六五〇種が分布。ギンヨウアカシア・アラビアゴムノキなど…

いちい

『大辞泉』(増補・新装版)ではいちい【一位】 イチイ科の常緑高木。深山に生え、樹皮は赤褐色で浅い裂け目がある。葉は針状で、ややねじれた羽状につく。雌雄異株。実は種子を肉質の仮種皮が覆い、秋に熟して、甘い。材は緻密で光沢があり、建築・家具・細…

氷点:保母

啓造と夏枝が、高木の元に子供をもらいに行った際、次のように描写される。氏名年齢記述なし。「つづいて毛布につつんだ赤ん坊をだいた保母が、しずかに入ってきた」「神経質そうな保母」(九月の風)

氷点:お盆のようにまんまるい顔の看護婦

啓造と夏枝が、高木の元に子供をもらいに行った際、次のように描写される。氏名年齢記述なし。「ノックをして、お盆のようにまんまるい顔の看護婦が入ってきた。」(九月の風)

時計台

札幌市中央区北1条西2丁目に実在する建築物。正式名称「旧札幌農学校演武場(きゅうさっぽろのうがっこうえんぶじょう)」。参照「時計台」「札幌市時計台」-----------------------------------------『氷点』:陽子を引き取った直後、夏枝は時計台そばの丸…

氷点:くたびれた背広の男

高木の所に、犯人の娘が欲しいと相談に行った啓造が、病院を出た後、大通りのベンチに座っていたときに目撃。氏名年齢容姿不明。煙草を拾い口にくわえる姿を見て「戦争に負けて大変な世の中なのだ。それなのにおれは自分一人の憎しみや悲しみの中におぼれて…

氷点:軍服姿の男

高木の所に、犯人の娘が欲しいと相談に行った啓造が、病院を出た後、大通りのベンチに座っていたときに目撃。「戦争に負けて大変な世の中なのだ。それなのにおれは自分一人の憎しみや悲しみの中におぼれている」と思う。「大きな荷物を背負った軍服姿」「生…

氷点:小さな女の子

高木の所に、犯人の娘が欲しいと相談に行った啓造が、病院を出てアカシヤの並木の下を歩いている時に目撃。「母親に手をひかれ」たその子は「ほっそりとした首すじから、けずりとったようにまっすぐな、後頭部の形までが」「ルリ子かと思った」くらいよく似…

氷点:坂部

「雨のあと」の章で、次子の会話の中に登場。辻口家とは三百メートルほどの所に住んでいて、徹は紙しばいを見に行った。

タコ/タコ部屋

『氷点』では、次のように説明される。 北海道や樺太の鉄道、道路、河川の工事などは、前借金で重労働する、このタコと呼ばれる人夫達のぎせいによって、進められたことを、啓造も知っていた。ルリ子を殺した佐石土雄は、16歳の時タコ部屋に売られた。タコ部…

氷点:間借りしていたところのおかみさん

和田刑事の会話中で登場。佐石たちが間借りで住んでいた家のおかみさん。氏名年齢容姿不明。「親切で赤ん坊に湯をつかわしてくれたりしたらしい」。

辻口家

『氷点』『続氷点』の辻口家の建物は、実在する藤田旭山宅(旭光荘)をモデルとしている。藤田家について「小説の舞台とわたし」(『遺された言葉』所収)で、綾子は次のように記している。 見本林の舞台は決まったが、家はなかなか決まらない。新町のあたり…

十勝岳(とかちだけ)

『大辞泉』(増補・新装版)によると とかちだけ【十勝岳】北海道中央部、十勝・上川両支庁境にある三重式の成層火山。標高二〇七七メートル。気象庁:十勝岳→こちら --------------------------------------『氷点』:・「この見本林を三百メートルほどつき…

大雪山(だいせつざん)

『大辞泉』(増補・新装版)には、「たいせつざん」の項目ででており、「だいせつざん」ともと但し書きがある。たいせつざん【大雪山】[「だいせつざん」とも]一北海道中央部の火山群。主峰の旭岳は北海道の最高峰で最高二二九〇メートル。「大雪山国立公園…