2012-11-27から1日間の記事一覧
陽子が自殺を図った際に、啓造の電話で呼ばれて辻口家に来た看護婦2名。
『氷点』:徹は、茅ヶ崎から札幌に戻って、2,3日ゆっくりするつもりだったが、「虫の知らせ」を感じて旭川に向かう。そこで発見したのは陽子の遺書だった。
『大辞泉』(増補・新装版)によると、カルモチン[Calmotin]鎮静催眠薬のプロムワレリル尿所の商標名。プロムラ―ル。-------------------------------------------『氷点』:陽子はカルモチン(鎮静催眠薬)を飲んで自殺を図る。
茅ヶ崎から帰った徹は、二、三日ゆっくりするつもりで寮に帰る。寮には何人かの寮生が帰省せずにアルバイトをして残っていた。
作中で、昭和33年12月30日付の新聞に載っていたとされる記事に出てくる。泥棒に入られ、現金二万円を盗まれて一家心中した。三つと五つの子を抱えて死んだ。啓造は、この未亡人の死に正木次郎の死を思い出し、「一人の人間が死のうとする時には、他の者がう…
『大辞泉』(増補・新装版)によると次の通り。いしかりなべ【石狩鍋】 鮭をぶつ切りにし、野菜や豆腐などと味噌または醤油で味付けしただし汁で煮こむ鍋物。石狩地方の郷土料理。[季 冬] ---------------------------------------------- 『氷点』:元旦、…
実在した食堂。閉店時期不詳。『氷点』:四条通りで妹と別れ、本屋へ向かい、本屋を出た北原は、三条通りを左に曲がり、三条食堂に入って行った。
『氷点』・四条の平和通りを村井が咲子と子供たちと一緒に通った姿を辰子が目撃する。(『氷点』千島から松)・四条の平和通りの信号のところで、北原と妹のみちこは一旦わかれる。『続氷点』・夏枝と陽子が旅行に行っているため、啓造は街で食事をすること…
(1)ねむる『氷点』:・啓造は、夫婦が一つの部屋で眠っていることについて、「一つの部屋に眠るということは、心をゆるしていることではならなかった。夫婦であっても、心の中に何をかくして生きているかはお互いにわからない。あるいはただ憎しみだけし…
陽子と徹が見本林で鬼ごっこをしている時に「やあ、お元気ですか」と挨拶をして通り過ぎた「登山帽をかぶって、輪尺を持った青年」。
啓造は学生時代に二年ほど宣教師の元に通っていたが、英語を習うのが目的であった。その時は入りにくさを感じなかった教会であったが、洞爺丸事件から十年後、六条十丁目のキリスト教会を訪れた啓造は、教会にどうしても入ることができずに十字架を見あげる。
『氷点』:洞爺丸事件から十年後、啓造は教会に出かけるが、中に入ることができず、十字架を見あげる。『ひつじが丘』:・ヒロイン広野奈緒実は、教会の牧師の娘。・函館を訪れた竹山は奈緒実を訪ね、「教会に行っているんですか」と尋ねる。その時、奈緒実…
三浦綾子が所属し、通っていたのが、日本基督教団旭川六条教会。そばに旭川グランドホテル、旭川市役所がある。『氷点』:・辰子の家はそばにあり、毎年五月のバザーの時に、辰子はおすしやおしるこを食べに行く。・洞爺丸事件から十年後、啓造は聖書を読み…
三浦の講演の題名の一つ。『氷点』:・啓造が初めて教会を訪れたときに掲示してあった説教の題名。・教会に入ることのできない啓造は「なくてはならぬものとは何だろう? おれにとって、なくてはならぬものとは何だろう」と自問し、十字架を見あげる。
啓造が六条十丁目のキリスト教会を訪れた際、「教会の階段を、いたわり合うようにしてあがって行く」のをみて、啓造は「自分たち夫婦にはないあたたかいふんいき」を二人に感じる。
啓造が初めて教会を訪れた時、啓造の横を通って教会の段をあがって行った。
『氷点』:聖書を開き、教会に行く決心をした啓造は車で六条十丁目にあるキリスト教会へ出かける。 車がとまった。教会堂の前である。チケットを渡して車の外に出ると、啓造は教会堂を見あげた。十字架の下の明るく灯ったプラスティックの飾窓に、 「神はそ…
実在の地名。・三浦綾子が所属し、通っていた日本基督教団旭川六条教会がある。・旭川グランドホテル、旭川市役所がそばにある。『氷点』:・辰子の家がある。・洞爺丸事件から十年後、啓造は聖書を読み、六条十丁目のキリスト教会(=旭川六条教会)へ出か…
『氷点』:啓造は、洞爺丸事件から十年後、「この本は、本当におれに新しい生き方を教えてくれるだろうか」「あの人のように、おれは生きたいのだ」と聖書をめくると、次のページに出くわし、「自分と同じように、妻を憎み、のろったであろう数知れない男た…
『氷点』:・啓造は富貴堂書店でマタイ伝第1章を立ち読みし、聖書を購入。・啓造は、洞爺丸事件から十年後、「この本は、本当におれに新しい生き方を教えてくれるだろうか」「あの人のように、おれは生きたいのだ」と聖書をめくる。『続氷点』:・啓造は浜…
『氷点』:「階段」の章で、啓造が手に取る。パラパラとページをめくるうちに、以下の言葉が目に付いた。 「此処に一人の馬鹿がいる」 という言葉が目に入った。次のページでは、 「お前の生活には何と言っても、まだ内容が足りない」 という言葉が目につい…