integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

2012-11-26から1日間の記事一覧

太宰治『斜陽』

『大辞泉』(増補・新装版)によると、以下の通り。しゃよう【斜陽】シャヤウ 太宰治の小説。昭和二二年(一九四七)発表。第二次大戦後の没落貴族として伊豆の山荘で母と暮らす娘かず子の、古いものへの反逆と心情を描く。---------------------------『氷…

氷点:ウエートレス

夏枝と一緒に入った喫茶店(店名記述なし)の従業員。水色の服を着ている。水を持ってきた際には「好奇心をあらわにして、北原と夏枝をじろじろ見た」だけでなく、注文を聞いた後も「ふり返って詮索するような表情」をした。 ※「わたくしたち、何に見えるの…

コックドール

札幌にあるレストラン。実在するか否かは未確認。『氷点』:夏枝と徹と一緒に北原も食事をする。その時夏枝から陽子に宛てた手紙を手渡されるが、北原は何も知らず、陽子からの返事だと思いビフテキをおいしくいただく。

ホットケーキ

『氷点』:・陽子に会いに来た北原は、四条通りのホテルのグリルで、一緒にカレーライスと追加でホットケーキを頼んだ。注文が届くまでの間に、北原は、札幌で夏枝と会った時のことを思い出していた。

ビフテキ

「ビーフステーキ」の略。『氷点』:・北原は、斜里から送った陽子宛の手紙を夏枝から突き返される。その時コックドールというレストランで夏枝と徹と一緒に食事をする。・陽子と一緒に四条通りのホテルでカレーライスを食べた北原は、陽子からビフテキをご…

(1)大切な人物の喪失『氷点』:啓造夫妻は、愛娘ルリ子を失う。(2)問題提起『氷点』:啓造は、正木次郎の自殺について、「個人の存在はこの世において無に等しいと感じさせる」という問題提起だと考える。『続氷点』:啓造は、「死の宣言」について、…

氷点:テキシラン

正木次郎の自殺の話を陽子にした次の日、啓造は陽子を伴ってアイヌの墓地に行く。陽子の前にあった、小さなキネ型の墓標に刻まれていた名前。啓造は墓標の形から葬られているのが女性だと教える。

アイヌ墓地

『氷点』:正木次郎の自殺の話を陽子にした次の日、啓造は陽子を伴ってアイヌの墓地に行く。明治28年には1万坪あった墓地が、950坪に減らされていることに、啓造はアイヌの人たちに「気の毒」だと思う。 墓地とはいっても、和人のそれのように『何々家』…

カミュ『ペスト』

『大辞泉』(増補・新装版)によると、カミュおよびペストの項目は以下の通り。カミュ【Albert Camus】[一九一三 一九六〇]フランスの小説家・劇作家・評論家。アルジェリア生まれ。第二次大戦中、対独抵抗運動に参加。不条理とそれに反抗する人間を描く。小…

氷点:五十近い男

陽子が徹と層雲峡に行った際に近くにいた男。3行ほどの描写だが、この男によって「戦争を知らない陽子は、その時生れてはじめて戦争の、いいようもない恐ろしさを肌にじかに感じた思いがした」。(1)五十近い。松葉ヅエをついていた。(2)記述なし(3)…

氷点:アイヌの女性たち

徹と陽子が二人で層雲峡に「アイヌの火まつり」を見に行った時、バスターミナルにしつらえた祭壇の前の舞台で「美しいししゅうのアツシ」を着て「輪になって、手をたたきながら掛け声をかけ」「素朴なアイヌの歌」を輪になって踊っている。「深々とした黒い…

氷点:何千人もの観光客

徹と陽子が層雲峡に行った際、「アイヌの火まつり」を見るために訪れていた観光客がバスターミナルにしつらえてあった祭壇の周りにひしめいていた。

アイヌの火まつり

上川町で行われる「層雲峡峡谷火まつり」のこと。層雲峡峡谷火まつりは、アイヌの人々の伝統的な儀式である、シマフクロウを神の国へ送る儀式に由来し、層雲峡の峡谷を彩る火の競演、太鼓やアイヌ古式舞踊などが神秘的に行われる。参考;上川町役場HP「層雲…

石狩川(いしかりがわ)

『大辞泉』(増補・新装版)によると、以下の通り。北海道中央部を流れる川。石狩岳に源を発し、石狩湾に注ぐ。道内最長で、長さ約二六八キロ。長さでは信濃川、流域面積では利根川に次いで、ともに日本第二位。平野部で著しい蛇行を見せ、三日月湖が多い。-…

永山村

『氷点』:「旭川を出て、屯田兵が開拓したという永山村に入ると、稲田の深いみどりが美しかった」(『氷点』川)

原生花園

北見市に実在する「ワッカ原生花園」のこと。 北見市常呂町字栄浦242(サロマ湖畔)にある、オホーツク海とサロマ湖を隔てる砂州に広がる海浜植物の一大群落地。季節の変化に合わせて約300種類以上の草花が咲き、野鳥の繁殖地にもなっている。平成13年10月に…

北見

『氷点』:・辻口家での滞在を終えた北原が、夏枝に宛てた手紙を北見から出す。『積木の箱』:・「悠二の転任先は北見市と知らされていた。もっと小さな町に飛ばされると思っていた悠二は、北見と知ってから、校長の少なからぬ尽力を感じて来た」。(終章)

運命

(1)大いなるものの意志北原が斜里から陽子に宛てた手紙に出てくることば。死のうとして海に入ったが、斜里の浜辺で気絶していたところを発見され女性は助かった。北原はその女性が「死のうとしても死ねない時がある」ということに、「厳粛なもの」や「単…

神/神さま

(1)大いなるもの、人間の意志を超えた存在『氷点』:陽子は北原からもらった手紙にある「大いなるものの意志」ということば、「神」を連想するが、「神」について考えたことがないことや、「神を信じなければならないほど弱くはない」と思う。だが、北原…

氷点:若い女性

陽子宛の北原の手紙に出てくる。死のうとして海に入ったが、斜里の浜辺で気絶していたところを発見され女性は助かった。北原はその女性が「死のうとしても死ねない時がある」ということに、「厳粛なもの」や「単に偶然といい切れない大いなるものの意志」を…

馬鈴薯/ゴショイモ

ジャガイモの別名。北海道の特産物。岡田哲編『日本の味探求事典』(東京堂出版、1996.1)によると以下の通り記されている。ばれいしょ 馬鈴薯(全国) ジャガイモ・ジャガタライモ・オランダイモ・南京薯・五升薯・八升薯ともいう。ナス科に属する多年生草…

カロッサ『美しき惑いの年』

『大辞泉』(増補・新装版)によると、カロッサは次の通り。【Hans Carossa】[一八七八 一九五六]ドイツの詩人・小説家・医師。内省的でヒューマンな自伝的作品が多い。小説「ドクトル=ビュルガーの運命」「幼年時代」、従軍記「ルーマニア日記」など。-----…

旭川市四条通

『氷点』・平和通りを村井が咲子と子供たちと一緒に通った姿を辰子が目撃する。(『氷点』千島から松)・陽子と北原は、四条通りのホテル(北海ホテル、後ニュー北海ホテル)でカレーライスを食す。・平和通りの信号のところで、北原と妹のみちこは一旦わか…

氷点:(あまり繁盛していない店の方)おかみさん

北原が来旭した夏、啓造が陽子のためにチョコレートを買おうと立ち寄る。店が二軒ならんでいるうちの、小さい、あまり繁盛していない方のお店のおかみさん。店名等不明。包装紙も悪いし、包み方もまずいが、「(啓造が)百円のチョコレートを五枚ほど買うと…