integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

2012-11-24から1日間の記事一覧

氷点:年表

「氷点」年表 大正4年 啓造、高木、生まれる。 大正7年 佐石、村井、生まれる。 大正9年 夏枝、辰子生まれる。 大正12年 09/01 関東大震災で、佐石は両親を失い、青森の伯父に養われる。 大正15年 由香子産まれる。 昭和5年 啓造の父、辻口医院移転、外科、…

ジンギスカン

北海道の郷土料理。「ジンギス汗鍋」「ジンギス汗料理」の略。「ジンギス汗料理」は、『大辞泉』(増補・新装版)によると、以下のように記される。羊肉の薄切りと野菜をたれにつけ、ジンギス汗鍋や鉄板で焼いて食べる料理。本来は野外料理で、チンギス=ハ…

旭川市高砂台

実在の地名。『氷点』:北原が初めて辻口家を訪れた際、夏枝が北原の送別会を提案し、高砂台にあるレストハウスでジンギスカン鍋を食べて送別会を行う。 高砂台は辻口家の川向うの山つづきの台地である。高砂台にはレストハウスや、タワーがあった。レストハ…

斜里岳

『氷点』:・北原は毎年斜里岳に登り、母が眠る千島を見る。高校一年の時は十日間毎日登ったという。『続氷点』:網走に行った陽子は、「少し雲のかかっていいた斜里岳が、白い姿を現わした」のを見て、今後北原が斜里岳に登って、母を偲ぶことができるのか…

千島

『氷点』:・北原の生れた場所。北原は、四つの時に千島から引き上げる。・北原の母が眠っている場所。北原は毎年斜里岳に登って千島を見て母を偲ぶ。

『嵐が丘』

エミリー・ブロンテの小説。『氷点』:高校生になった陽子が見本林で読んでいる姿を、北原が目撃する。 小説の主人公ヒースクリッフが捨て子であるということが、陽子の感情を刺激した。ヒースクリッフの暗い情熱が陽子にのりうつったような感じだった。陽子…

氷点:子供たち

高校1年生の夏、陽子が見本林で『嵐が丘』を読んでいると、「釣竿を肩に、小さなバケツを下げて、林の中の堤防を子供たちが通った。だが陽子は小説に熱中して気づかなかった」。(『氷点』千島から松)

雪虫

(1)雪が降る前に現れる羽虫 北国では、雪の降る前になるときまって、乳色の小さな羽虫が飛ぶ。飛ぶというよりも、むしろ漂うような、はかなげな風情があって、人々は寒さを迎える前のきびしい構えが、ふっと崩されたような優しい心持になるのであった。(…

マタイ伝第1章

『氷点』:学生時代、処女マリヤが妊娠した物語を読んだ際、啓造は処女懐胎について医学的、科学的疑問しか持たなかったが、「ひそかに離縁しようとした」という一句に「ヨセフの懊悩」を感じ「最も信じがたい立場にあって、天使の言葉に素直に従ったヨセフ…