integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

2007-12-25から1日間の記事一覧

氷点:松田

松田(まつだ):辻口医院の若い外科医。 ルリ子がいなくなったときに捜索にかけつけ、「扼殺の跡」をルリ子の首に発見する。小学校1年生の時、二三夫に石をぶつけられた際、陽子の診察を行う。辻口医院の裏に住んでいる。村井と共同でおばさんを頼んでいる。

氷点・続氷点:特定郵便局長

氏名年齢不明。昭和21年7月22日の五時すぎ(※その前に「時計が五時を打った」という文がある)、辻口家の玄関の戸を叩いて「お宅のルリ子ちゃんだ、死んでいる」とルリ子の死を告げる。

美貌

三浦作品で、美しいヒロインはしばしば人の心をかき乱す。『氷点』:夏枝は、その美しさのため村井が横恋慕し、啓造は美しい妻を得たことでさらに嫉妬深くなる。『ひつじが丘』:奈緒実は、京子から「あなたは何もご存じないのよ。あなたが悪いのではないわ…

三浦綾子の作品ではしばしば象徴的に用いられる。(1)日常生活に潜む不穏なものを暗示するもの処女作『氷点』は「風は全くない。」という冒頭文で始まり、ラストシーンは「ガラス戸ががたがたと鳴った。気がつくと、林に風が鳴っている。また吹雪になるの…

氷点・続氷点:啓造/辻口啓造(つじぐちけいぞう)

啓造/辻口啓造(つじぐちけいぞう) 大正4年~『氷点』の主人公。辻口病院の院長。戦時中は、三ヶ月ほど天津で兵站病院での軍医生活を送るが、肋膜炎で旭川に戻ってくる。「朝日新聞」2014年6月28日の記事「小説「氷点」、原案は「風」 三浦綾子の創作ノー…

カラス(烏)/カラス(烏)の死骸

(1)不吉な予感、嫌な予感をさせるもの『氷点』では、ルリ子を探す夏枝が見本林の中で発見し、嫌な予感がする。「窪地に入ると夏枝は何かにつまずいた。みると烏の死骸だった。烏の羽がその周辺に散乱していた。いやな予感がした」(『氷点』誘拐)『続氷点』…

氷点:(見本林の)管理人

夏枝たちがルリ子を捜索している時に声をかける。「親切で、いつもルリ子の頭をなでてくる男」は、「今日は珍しく子供たちは林に入ってこなかったようですがな」と言う。

氷点:よし子の母

姓、年齢不明。小学校の教師。ルリ子が行方不明になった際に、「でも見本林は子供達の遊び場ですもの」と夏枝に探すように言う。

(1)『氷点』の第1章の題。5歳の徹は「敵ってナーニ」と問う。啓造は「敵というのはね、憎らしい人のことだ。意地悪したり、いじめたりする人さ」と教えられて、四郎の名を出す。しかし啓造は、イエスの話をし、「汝の敵を愛すべし」という言葉を思い出し…

氷点/四郎

徹の近所の友達。「敵ってナーニ」と問うた徹に啓造は「敵というのはね、憎らしい人のことだ。意地悪したり、いじめたりする人さ」と教えられて、四郎の名を出す。

氷点・続氷点:徹/辻口徹(つじぐちとおる)

徹/辻口徹(つじぐちとおる) 『「氷点」を旅する』に収録されている「三浦綾子がつづるあらすじ」では、「陽子の四つ年上だが、神経の繊細な優しい子であった」とある。作品冒頭(昭和21年)で5歳という設定。啓造夫妻の長男、ルリ子の兄、陽子の義兄。陽…

氷点・続氷点:高木/高木雄二郎(たかぎゆうじろう)

高木雄二郎(たかぎゆうじろう) 啓造の学生時代からの親友。産婦人科医で、札幌の総合病院に勤めるかたわら専門外の乳児院の嘱託をやる。のち開業。「千島から松」の章では、「去年の税金は二百五十万」とある。学生時代、恩師の津川教授の娘の夏枝に思いを…

幻想即興曲

ショパン作曲。『氷点』の夏枝は、村井との密会の後、ピアノの前に座り、ピアノ線が切れるほどに夢中になって弾く。同じ頃、ルリ子は佐石に殺されていた。

ピアノ

(1)『氷点』第38章の題名陽子からの手紙を受け取った北原は、陽子に返事を出す。そこには「クリスマス・イブの六時に君の家を訪ねます」と書かれていた。手紙を読んで喜ぶ陽子。徹が突然帰省し、陽子にクリスマスプレゼントがあるという。中身が何かをあ…

氷点:よし子

ルリ子の遊び友達。年齢不詳。 (1)ほっぺたの赤い(2)(3)

旭川市神楽町

『氷点』:辻口家がある場所。「旭川市郊外、神楽町のこの松林のすぐ傍らに、和、洋館から成る辻口病院長邸が、ひっそりと建っていた。近所には、かぞえるほどの家もない。」(敵)辻口家の人々が、旭川に出るには、神楽農協前でバスに乗らなくてはならない…