integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

氷点・続氷点:朝倉力男(あさくらりきお)

実在した画家(1903~1989年)。
雪を題材に北海道のきびしい自然を描き続けた。
愛知県生れ。札幌師範学校卒業後旭川市で教壇に立つかたわら創作を続け、道展・帝展・日展・新日展に入選し、道展や一水会員として活躍。北海道学芸大学旭川分校(現・北海道教育大学旭川校)教授退官後、札幌の光塩女子短大副学長に就任、また、旭川市学校教育指導員を務め美術教育でも大きな功績を残した。遺族の手で個人美術館が1992(平成4)年に当麻町に設立された。館長は次女で画家の朝倉るみ子(※画家としての活動は旧姓を使用、土屋るみ子)氏。

参考:北海道文化資源データベース 朝倉力男記念美術館
http://www.pref.hokkaido.jp/kseikatu/ks-bsbsk/bunkashigen/parts/1103.html

参考:当麻町~人・モノ・こころ~ 「土屋るみ子さん 朝倉力男記念美術館館長・油彩画家」
http://town.tohma.hokkaido.jp/hito-tutiyarumiko.html

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『氷点』:ルリ子が死んだ1ヶ月後、啓造の元を村井が相談に訪れる。辻口医院の院長室の「壁いっぱいにかけられた、朝倉力男のくらい雪の絵が、院長室らしい雰囲気をただよわせていた」(『氷点』西日)。陽子が小学校4年生の五月、辻口医院の院長室を訪れた辰子は「案外いい部屋じゃない? あの絵は朝倉さんの雪ね。これはだれの絵?」(『氷点』うしろ姿)と言いながら、啓造が学生時代に描いた風景画を見上げた。

『続氷点』:「啓造は、朝倉力男の「雪の石狩川」の絵が好きで、何年も院長室の壁にかけていた」(『続氷点』黒い雪)と描写される。