integral:三浦綾子資料室

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旭川市高砂台

実在の地名。

『氷点』:北原が初めて辻口家を訪れた際、夏枝が北原の送別会を提案し、高砂台にあるレストハウスでジンギスカン鍋を食べて送別会を行う。

 高砂台は辻口家の川向うの山つづきの台地である。高砂台にはレストハウスや、タワーがあった。レストハウスの前で車を降りると、
 「すばらしい眺めだ」
 と、北原が目を細めた。旭川の町が一望の下に見える。遠くに夕日を受けた大雪山の連峰が紫がかった美しい色をしていた。その右手に十勝連峰がびょうぶを立てたようにつらなっている。(『氷点』千島から松)

『続氷点』:
啓造は、辻口家を訪れた恵子に対して「レストハウスの義経鍋など、どうだろうね、夏枝」と言うが、夏枝は内心怒りを感じる。啓造の好物であることが、「そうですわね。あなたのお好きなものですし」ということばでわかる。

『果て遠き丘』:
作品の舞台。

『丘の上の邂逅』:
「義経鍋の思い出」に昭和36年か37年に高砂台に散策に行ったことが記されている。「高砂台は、旭川市の南西にある小高い丘で、遠く東に大雪山と十勝連峰を望み、眼下には石狩川の流れが眺められる。その石狩川を挟んで、向うには低い台地の春光台が、遥かに北に伸びている」。高砂台にあったレストハウスを『氷点』や『果て遠き丘』で取り上げたことを紹介。