integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

マタイ伝第1章

『氷点』:学生時代、処女マリヤが妊娠した物語を読んだ際、啓造は処女懐胎について医学的、科学的疑問しか持たなかったが、「ひそかに離縁しようとした」という一句に「ヨセフの懊悩」を感じ「最も信じがたい立場にあって、天使の言葉に素直に従ったヨセフ」に驚嘆する。聖書を購入した啓造は「ヨセフがマリヤを信じたほどの、かたい信頼で結びつく人間関係というものがあるだろうか」とわびしさを感じる。(『氷点』雪虫)