integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

三浦綾子作品生活風俗事典

義経鍋

『氷点』に登場するレストハウスでは、「ジンギスカン」が、『続氷点』では「義経鍋」が提供されていた所から、「ジンギスカン」と同義だと思い込んでいたが、地元の図書館に問い合わせたところ、2013年10月2日に以下の回答が得られた。「義経鍋」についてご…

ドサンコ

『積木の箱』:・「バスからおりたふたりは、ちょっと顔を見合わせ、うなずいてから歩き出した。山すそに、兎の放し飼いや、鯉の釣り堀が見え、そのそばをドサンコと呼ばれる背の低い馬がゆっくり歩いていた。木々はようやく色づき始め、わけても桜の紅葉が…

幻灯

『大辞泉』(増補・新装版)によるとげんとう【幻灯】フィルムに写した像などを一枚ずつ強い光で照らし、前方に置いた凸レンズで拡大し、映写幕へ写して見せるもの。ドイツ人キルヒャの発明。映画以前の時代に流行。学校教材・宣伝などにも用いられる。スラ…

『坊っちゃん』

夏目漱石作。明治39年4月、『吾輩は猫である』の第十章と同時に、雑誌「ホトトギス」に一括して発表。明治40年1月、春陽堂から刊行された小説集『鶉籠』に所収。『大辞泉』(増補・新装版)によるとぼっちゃん【坊っちゃん】夏目漱石の小説。明治三九年(一…

『ジャン・クリストフ』

『大辞泉』(増補・新装版)によるとジャン-クリストフ[Jean-Christophe] ロマン=ロランの長編小説。一〇巻。一九〇四~一二年刊。ベートーベンをモデルにしたといわれる作曲家ジャン=クリストフを主人公に、その精神的成長を描く。-----------------------…

『デミヤン』

『大辞泉』(増補・新装版)によるとデミアン[Demian] ヘッセの長編小説。一九一九年、匿名で発表。主人公シンクレールが、神秘的な少年デミアンを通して真の自己を発見していく過程を描く。---------------------------------------------------デミアン (…

赤蜻蛉

「赤とんぼ」作詞:三木 露風、作曲:山田耕筰。---------------------------------------------------『積木の箱』:砂湯にサマーキャンプに出かけた悠二たちは、夕食後のキャンプファイヤーで様々な歌を歌うが、津島百合が「次は<赤蜻蛉>をうたいましょ…

アスパラ

『積木の箱』:・悠二たちのスクールバスがサマーキャンプに向う途中の風景。「高く盛りあげたアスパラ畠の畝がつづく。バスは美幌峠に近づきつつあった」。(砂湯)

愛と死をみつめて

愛と死をみつめて [DVD]出版社/メーカー: 日活メディア: DVD参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E3%81%A8%E6%AD%BB%E3%82%92%E3%81%BF%E3%81%A4%E3%82%81%E3%81%A61964年(昭和39年)9月19日公開に公開された映画。-----------------------------…

少年航空兵

『積木の箱』:悠二が通ういつもの靴磨きは悠二にに「あんたも学校の先生なら、靴ぐらい自分で磨くもんだ」といい、忠告を素直に聞いた悠二に「あんたはまたなんて素直な先生なんだ」と驚きつつも、自身が昔「小学校の教師」であったことを「いままでだれに…

ハイライト

煙草の銘柄。『積木の箱』:トキは、悠二にハイライトを20箱包む。悠二は「二十日分のたばこですよ。ぼくにとっては莫大なものだ」といい、「千四百円ぐらいのたばこ代」だとする。※単純計算で、一箱70円ぐらい。

『草枕』

『大辞泉』(増補・新装版)によるとくさまくら【草枕】 夏目漱石の小説。明治三九年(一九〇六)発表。旅に出た青年画家を主人公に、非人情の境地を描く。『夏目漱石事典』(別冊國文学NO.39、平成2年7月、學燈社)によると初出は、明治三十九年九月、「新…

北海道護国神社の宵宮祭(よいみやまつり)

『積木の箱』:・「六月四日、きょうは北海道護国神社の宵宮祭がある」。(くもり日)・「あした雨じゃないかしら。護国神社祭はいつも雨なんですって」(くもり日)・北栄中学の音楽部の生徒たちは、祭の音楽行進に参加する。(くもり日)・悠二は、佐々林…

札幌神社の宵宮祭

『ひつじが丘』:昭和25(1950)6月14日、札幌の宵宮祭のときに、良一が奈緒実を誘う。「落ち着いた小さな店」で良一は「この店はコーヒーがうまいんですよ」と教え、その後奈緒実に「好きなんだ」告白する。

三光鳥

『大辞泉』(増補・新装版)によるとさんこうちょう【三光鳥】 1ヒタキ科の鳥。全長四二センチほどで、尾が長く、雄は二八センチ、メスは一七センチくらいある。頭は濃紫、背は茶、腹は白、目のまわりとくちばしはコバルト色。日本では夏鳥として低山地の薄…

ショパン

『大辞泉』(増補・新装版)によるとショパン[Fryderyk Franciszek Chopin][一八一〇 一八四九]ポーランドの作曲家・ピアニスト。独特なピアノ書法による華麗で優雅な旋律で、独創的境地を開き、ピアノの詩人とよばれる。作品にポーランド民族音楽の特質を生…

『野菊の墓』

伊藤左千夫の小説。『続氷点』:・順子は野菊がたくさん咲いていると口にする。野菊が好きだという陽子に、「わたしも好き。『野菊の墓』って、伊藤左千夫の小説を読んでから、大好きになったの」と言い、夏枝も『野菊の墓』を読んだと語る。(石原)

高村光太郎「あどけない話」

高村光太郎作の詩。『続氷点』:「智恵子は東京に空が無いといふ、/ほんとの空が見たいといふ。」のもじりで、「水族館が見たいか。これぞ、あどけない話ですね。順子は小樽の水族館が見たいというか」と北原が言う。

エヴァ・プリマ・パンドラ

『続氷点』: 「右腕を骸骨にのせ、長椅子に横たわった裸婦があった。肉づきのよい胸と、すらりとした形のよい足が美しかった。解説には、フランス絵画史上、初めての裸体画と書いてある。陽子は、豊かな腕の下にあるされこうべに目をやった」(血脈)※上の…

『小公女』

『大辞泉』(増補・新装版)によるとしょうこうじょ【小公女】≪原題 A Little Princess≫バーネットの児童小説。一八八八年刊。寄宿学校で学ぶ少女セーラが父の死と破産にあい、はじめての世間の冷たさに直面しながらも謙虚で誠実な生き方を貫いて、父の友人…

『小公子』

『大辞泉』(増補・新装版)によるとしょうこうし【小公子】≪原題 Little Lord Fauntleroy≫バーネットの児童小説。一八八六年刊。米国生まれの少年セドリックが英国に住む祖父の伯爵に引き取られ、その純真さで祖父の愛をよびさまし、伯爵家を継ぐ。明治二三…

黒百合会

北海道大学に実在する美術サークル。HP:「北大美術部黒百合会ホームページ」http://circle.cc.hokudai.ac.jp/kuroyuri/1908年(明治41年)の5月に洋画クラブとして創設され、 現在は札幌市民ギャラリー(南2東6)にて、毎年11月下旬か12月上旬に黒百合会…

根雪

『大辞泉』(増補・新装版)によるとねゆき【根雪】 解けないうちに雪がさらに降り積もって、雪解けの時期まで残る下積みの雪。[季 冬]-----------------------------------------------------『続氷点』:・「とうとう根雪になりましたわね」(冬囲い)

飛行機

『続氷点』:・陽子は、生れて初めて飛行機に乗った感想を「わたしのような半人前の若い子が乗ってもよいのかと、もったいない気持ちでした」と啓造に書き送る一方で、「見渡す限り、晴れた日の雪原のように輝く雲海の眺望」「小さな虹の輪が、目の下の雲に…

クローニンの「人生の途上にて」

http://ja.wikipedia.org/wiki/A%E3%83%BBJ%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3-----------------------------------------------------『続氷点』:夏枝と陽子が茅ヶ崎に行ってから4日目、啓造は書斎で読みかけのクローニンの「人生の…

「悲愴」

『大辞泉』(増補・新装版)によるとひそう【悲愴】一省略 二≪原題、ロシア Pateticheskaya≫チャイコフスキー作曲の交響曲第六番の標題。一八九三年の作。-----------------------------------------------------『続氷点』:・「何か不安の渦まくような「悲…

ドストエフスキーの『白痴』

『大辞泉』(増補・新装版)によるとドストエフスキー[Fyodor Mikhaylovich Dostoevskiiy][一八二一 一八八一]ロシアの小説家。処女作「貧しき人々」で作家として出発。混迷する社会の諸相を背景として、内面的、心理的矛盾と相克の世界を描き、人間存在の根…

レモンスカッシュ

『続氷点』:陽子がレストラン亀屋で注文。

トルストイのアンナ・カレーニナ

『大辞泉』(増補・新装版)によるとトルストイ[Tolstoy](Lev Nikolaevich~)[一八二八 一九一〇]ロシアの小説家・思想家。人間の両親とキリスト教的愛を背景に、人道主義的文学を樹立。晩年、放浪の旅に出て病死。小説「戦争と平和」「アンナ=カレーニナ…

漱石の『こゝろ』

夏目漱石作。『心』または『こころ』とも表記される。大正三年四月二十日から八月十一日まで、全百十回にわたって、東京・大阪の両「朝日新聞」に連載。大正三年九月、岩波書店から漱石自身に自装で刊行。『大辞泉』(増補・新装版)によるとこころ【こゝろ】…