integral:三浦綾子資料室

作家・三浦綾子に関する研究をするブログ。※予告なしに記事の修正削除およびURLの変更を行います。

三浦綾子作品引用句

汗と涙は人のために流しなさい/涙と汗は人のために流せ

『続氷点』:牛乳屋さんの小父さんと小母さんの会話で陽子は自分がもらい子だと知り、涙があふれそうになり、いつもの「汗と涙は人のために流しなさい」という言葉を思い出したが涙があふれた。(大吹雪)『太陽はいつも雲の上に』:涙と汗は人のために流せ…

ほうたいを巻いてやれないのなら、他人の傷にふれてはならない

フェデリコ・バルバロ編『三分の黙想』(ドン・ボスコ文庫)に出てくる。この本では「ほう帯をまいてやれないのなら、他人の傷にふれてはならない。」 『続氷点』:純子の父・相沢某が薬局に張っている言葉。順子が陽子に宛てて書いた手紙の中で記される。『…

やさしい言葉で相手を征服できない人は、いかつい言葉でも征服できない。

チェーホフの言葉。出典は「女の手帳」参照:名言ナビhttp://www.meigennavi.net/pc/word/004/004783.htmcircled.2013.4.16--------------------------------------------------- 『積木の箱』:・磯辺校長の訓話に出てくる。「ロシアのチェホフという小説家…

いったい、このような水の姿……水なのだろうか。何かほかの新しいものだろうか

『積木の箱』:「人をよせつけまいとするような、摩周湖の姿はきびしく神秘的であった。イギリスの詩人ブランデンは、/「いったい、このような水の姿……水なのだろうか。何かほかの新しいものだろうか」/ と、感嘆したという」。(砂湯)

あした浜辺を さまよえば

林古渓作詞・成田為三作曲の「浜辺の歌」の一番より。---------------------------------------------------『積木の箱』:サマーキャンプに出かけた悠二たちは、夕食後キャンプファイヤーで一同で歌う。

遠き空に 日は落ちて

「遠き山に日は落ちて」堀内敬三作詞・ドボルザーク作曲(「新世界から」より)か。---------------------------------------------------『積木の箱』:サマーキャンプに出かけた悠二たちがキャンプファイヤーの時に歌った。作中では「遠き空に日は落ちて」…

批評の極意は、相手の立場に立ってみることだ

出典不明。『積木の箱』:悠二は、自身がどれだけ生徒のことを知っているか疑問に思い、「ある高名な評論家」の「批評の極意は、相手の立場に立ってみることだ」という言葉を思い出し、「あの評論家のいうように、ほんとうに相手の立場に立って生徒を評して…

自分自身が最大の敵

『積木の箱』:・佐々林家の内情を告白したみどりは、悠二に「仕方がないわ。敵の中にいるんだもの。自分を守るために強くならなきゃあならないもん」と言うが、「敵という言葉に、いかにもみどりの実感がこもっていた。考えてみると、家族というものは、た…

しあわせなら、手をたたこう

きむら・りひと作詞/スペイン民謡、「幸せなら手をたたこう」参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%AA%E3%82%89%E6%89%8B%E3%82%92%E3%81%9F%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%86--------------------------------------------------- 『積…

注意八項目

「三大規律八項注意」のこと。http://kotobank.jp/word/%E4%B8%89%E5%A4%A7%E8%A6%8F%E5%BE%8B%E5%85%AB%E9%A0%85%E6%B3%A8%E6%84%8F---------------------------------------------------『積木の箱』:・戸沢千代は、いつも人の煙草を無心する玉脇に「毛沢…

吾々は成果をあげてもすぐ自己満足するようなことがあってはならない。自己満足をおさえ、常に自己の欠点を批判すべきである

『積木の箱』:「毛主席はね、こう言っているの。『吾々は成果をあげてもすぐ自己満足するようなことがあってはならない。自己満足をおさえ、常に自己の欠点を批判すべきである』って。これは、わたしたち教師にとっても大事な言葉だと思うんだけど」と戸沢…

歴史家は後ろ向きの預言者である

『大辞泉』(増補・新装版)によるとシュレーゲル[Schlegel]一(August Wilhelm von~)[一七六七 一八四五]ドイツの批評家。弟らと「アテネーウム誌」を刊行、ロマン主義理論の基礎を築いた。シェークスピアの翻訳でも活躍。著「劇芸術および文学関係講演…

ヨハネによる福音書八章一節から十一節

『続氷点』:啓造は、旭川を立つ陽子に「えんじ色のクロス張りの聖書」を贈り、「陽子、ヨハネによる福音書八章一節から十一節までを、ぜひ読んでおくこと。父」という細い紙片を挟む。「その個所には、姦通の現場から引きずり出された女が、衆人に石で打ち…

すべてのこと相働きて益となる

「ローマの信徒への手紙」8章28節、文語訳では「凡てのことすべてのこと相働きて益となる」。『続氷点』:順子の好きな言葉。ルリ子のことを知ってよかったと、順子は陽子にこのことばを引用してつたえたと、陽子は徹に語る。(点滅)

「ルカによる福音書」十八章

『続氷点』:啓造が初めて教会を訪れた時の、聖書朗読個所。9節から14節が本文中に引用されている。

讃詠五四六番

『続氷点』:・啓造が初めて教会を訪れた時に歌った。「聖なるかな」は、啓造にとっては聞き覚えのある歌だったが、啓造は何となく落ちつかなかった。

自ら復讐すな。復讐するは我にあり、我これを報いん

新約聖書「ローマ人への手紙」第12章第19節にある「主いい給う。復讐するは我にあり、我これを報いん」か。『続氷点』:・恋人を獄中で殺されたことへの恨みについて、辰子は次のように語る。「あのね、いつか何かの小説で<自ら復讐すな。復讐するは我にあ…

ひげなき接吻は、バターなきトーストの如し

『続氷点』:口ひげを伸ばしていることについて、村井は辰子に「ひげなき接吻は、バターなきトーストの如しという言葉がありますよ」と言っている。

色情をもって女を見る者は、心のうちに既に姦淫したるなり

マタイによる福音書第5章28節。「色欲をもって女を見たる者は、既に姦淫したるなり 」「 しかし、わたしはあなたがたに言う。だれでも、情欲をいだいて女を見る者は、心の中ですでに姦淫をしたのである。」

吾思う故に吾あり

デカルトの言葉。『大辞泉』(増補・新装版)によると我思う故に我在り ≪ラテン Cogito,ergo sum≫フランスの哲学者デカルトの言葉。すべての意識内容は疑いえても、意識そのもの、意識する自分の存在は疑うことができない。--------------------------------…

男は美しい女よりも、自分に関心を持つ女にひかれるものである

『続氷点』:新年のあいさつに訪れた由香子は、十年前と同じ顔だった。由香子に心動くことに疑問を抱く啓造はこの言葉を本当だと感じる。

一生を終えてのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものである

フェデリコ・バルバロ編『三分の黙想』(ドン・ボスコ文庫)に紹介されている。『三分の黙想』では、「一生をおえてのちに残るのは、われわれが集めたものではなくて、われわれが与えたものである」(ジェラール・シャンドリ)とあるが、三浦綾子の一部の著…

「帰れソレントへ」

『続氷点』:啓造の病院の外科医・比羅田は、病院新築祝賀会を北斗ホテルの金枝の間で行われた際、啓造の知らない若い男が「声量のある美声」で歌う。

神のめぐみを きょうまた受けて……われらは神の 光の子ども

出典未確認。『続氷点』:陽子が育児院を訪れた際、子供たちが講堂で歌っていた歌。

この道はいつか来た道

北原白秋作詞、山田耕筰作曲の日本の童謡、「この道」(このみち)か。参照http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%AE%E9%81%93----------------------------------------------------『続氷点』:育児院を訪れた陽子は、子供たちに取り囲まれる。そ…

ゴンドラの唄

『続氷点』:村井は、夏枝を送ると言いつつ、家にはいかず、ドライブにつきあわせる。その時、口笛で<ゴンドラの唄>のメロディーを吹き、「恋せよ、おとめか」「赤き唇あせぬまに、とかいいましたね。ずいぶん古い唄ですね」と言う。

かわいそうとは、ほれたってことよ/かわいそうだた、惚れたって事よ

夏目漱石の訳。『三四郎』の中で、出てくる。『漱石全集 第五巻』(岩波書店、一九九四年、四月)所収、『三四郎』四の一六、p387にサヾーンの脚本の中にある「Pity's akin to love」を与次郎が「可哀想だた惚れたつて事よ」と訳す場面がある。-------------…

人間が人間として生きなかったということほど、恥ずかしいことはない

出典不明。『続氷点』:サロベツ原野を訪れた啓造は、前夜宿にかかっていたカレンダーの言葉を思い出す。(サロベツ原野)

明日のことを思い煩うな

「マタイによる福音書」第6章34節。啓造は、高木と一緒に豊富温泉に旅行に出かけた際、陽子が乳児院を見たいと言っていることを心配した際に、「うん、<明日のことを思い煩うな>と聖書に書いてあるがね。わたしは、五年後、十年後のことまで気になってね………

想像力のないものは、愛がない

出典未確認。『続氷点』:啓造は、嫂からの贈り物に不満を漏らす夏枝を見て、送り主の立場にたって想像できない夏枝に対してこの言葉を思い出す。